2026年6月17日から20日まで、幕張メッセ(千葉市美浜区)で行われた第8回国際 建設・測量展(以下、CSPI)に住友建機がブースを出展しました。
住友建機は、油圧ショベルと道路の舗装を担うアスファルトフィニッシャを製造・販売する国内メーカーです。
同社は舗装の最前線と長年向き合ってきた実績が評価され、ユーザーから厚い支持を獲得しています。
しかし、単に機械を供給するにとどまらず、施工環境の課題に直結する機能開発や安全・効率の向上に注力している点が同社の際立った特徴です。
今回の出展での目玉の一つが、新発売の油圧ショベル「SH200-8」です。
こちらは20tクラスの最新モデルで、衝突軽減機能を標準装備するほか、「アドバンス仕様」ではペイロード(荷重計測)、高さ・深さの制限設定(設定値を超過しそうな場合に警報)など、実作業の安全性と生産性に効く機能をパッケージ化しています。
前モデルの「SH200-7」は燃費性能の評価が高く、今回はその良さを継承しつつ、さらなる“扱いやすさ”に注力したそうです。操作性の見直しやモニターの大型化で、情報の視認性と操作の負担軽減を図りました。
アスファルトフィニッシャも自動化!住友建機のもう一つの柱、アスファルトフィニッシャでは、路面の型枠に合わせたコース取りと舗装幅の自動調整を可能にする技術「ASTRA1.0」が注目ポイントです。
従来は熟練オペレーターの技術に頼る部分が大きかった舗装幅の調整やコースの保持を、ステレオカメラで路盤を検知し、走行しながらステアリングとスクリードの伸縮を自動制御して行うというものです。
住友建機ならではの作業密着のシステムで、舗装作業における省人化・品質安定に直結する技術でしょう。
生成AIで危険を「見える化」研究中の先進技術として紹介されたのが、同社の親会社である住友重機械工業が、NECと協働して開発した「ヒヤリハット自動検知レポート作成機能 HAW(仮称)」です。
油圧ショベルにカメラを搭載して全周を記録し、作業データ(機体の挙動など)と映像を生成AIで解析します。
施工現場では「ヒヤリハット報告が上がりにくい」という課題があり、指摘される不安や“危険に気付いていない”ケースも少なくありません。
客観的に抽出・言語化されたデータをもとに、作業環境の事情を踏まえた安全対策を議論・実行できるその実効性がこの仕組みの強みです。
データは作業と並行してサーバーへ送られ、随時解析されます。ヒヤリハットが発生しなかった日は報告書が作成されないため、現場や管理者の無駄な業務負担を増やすこともありません。

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