ベビーカーや赤ちゃん用のベッドガードについて、7月8日から新たな販売規制が始まりました。
製品の事故調査などを行う「nite」によると、今回新たに対象となったベビーカーでは、過去10年の間に重傷事故が11件発生。
こうした事故を背景に、技術基準に適合していることなどの要件を満たしている「丸型子供PSCマーク」が表示された製品でないと販売できなくなります。
この規制は、中古品の売買にも適用されます。ベッドガードは1年、ベビーカーは2年の経過措置が設けられているとのことです。
PSCマークって何?
PSCマークとは、どういうものなのでしょうか?
経済産業省によりますと、消費生活用製品安全法に基づき「生命や身体に危害を及ぼす恐れの高い製品に対し、国の安全基準を満たした証として付けるマーク」。危険なものを作るメーカーは、国の安全基準をクリアする必要があり、クリアした証にマークを与えるというものです。
PSCマークがないと販売できないものが15品目あり、マークの形は4種類。
ひし形は、ライター・レーザーポインターなど、より危険で基準も高く、メーカーが製品をつくりますが、検査するのは第三者機関です。
丸形は、圧力鍋・ヘルメット・石油ストーブなど、ひし形ほど危険ではなく安全基準もやや低い。メーカー自身が検査をし、クリアすれば与えられます。
子供の顔が描かれたひし形は、乳幼児ベッド(ベビーベッド)が対象。
子供の顔が描かれた丸形は、ベッドガード・ベビーカーが対象ですが、7月8日に加わったばかりなので、経過措置の期間があります。ベッドガードは1年・ベビーカーは2年、それぞれマークのないものでも販売できます。
PSCマークの他にも…
「PSCマーク」とは別に、「PSEマーク」というものもあります。
PSEマークは、電気用品安全法に基づく457品目が対象で、マークの形は2種類。
ひし形は、ACアダプター・延長コード・電気マッサージ器などが対象。丸形は、モバイルバッテリー・LEDランプ・エアコン・ヘアアイロンなどが対象です。
マークがない製品を販売したら?
マークがない製品を販売した場合、罰則があります。
この問題に詳しい、立教大学法学部の早川吉尚教授によると「メーカーの名前が公表され、1年以下の拘禁刑もしくは100万円以下の罰金」とのことです。
そして、消費者に関しては「マーク記載の商品を選ぶこと」。お店で商品を選ぶときは確認できると思いますが、ネットで買う場合は確認が難しいかと思います。ただ、大手ネット通販サイトはパトロールを行い、マークの付いていない製品をオンライン上から除外しているそうです。
メーカー側も、検査をクリアした証であるマークは売りにしているので、積極的にマークが記載してある写真を掲載しているとのことで、マークを確認して商品を購入しましょう。
中古品や譲渡も罰則対象?
では、中古品はどうなのか?
中古品もマークのないものは、罰則の対象となります。ただ、ベッドガード・ベビーカーはそれぞれ経過措置の期間があるので、ベッドガードは2027年7月7日まで、ベビーカーは2028年の7月7日まで販売可能です。
譲渡については、罰則の対象外です。ベビー用品などは、子育てが終わった方が譲ったり、お祝いでプレゼントすることがあると思います。

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