組み込みソフトウェア開発などを展開するイーソルはMBO(経営陣による買収)で非公開化し、これに伴うTOB(株式公開買い付け)を実施する米ベインキャピタルの経営ノウハウや人材ネットワークを活用し、優秀なエンジニアの採用・育成とM&Aによる事業規模の拡大を進めることで、中長期的な企業価値の向上を図る。

実施主体はベインキャピタル傘下のBCJ-110。

BCJ-110はイーソル株式の95%以上を取得する予定で、最終的には株式併合によるスクイーズアウトを実施し、イーソルを非公開化する。その後、イーソルの権藤正樹社長兼最高経営責任者(CEO)がBCJ-109の株式を取得し、非公開化後も経営に関与する。

買付価格は1株820円。TOB公表前営業日の終値935円に対して、12.30%のディスカウントとなる。買付予定数は1710万9020株。下限は所有割合66.71%に当たる1053万5800株、上限は設けない。買付代金は約140億円。

買付期間は2026年9月2日から10月19日までの30営業日で、決済開始日は10月26日。公開買付代理人は野村證券。

イーソルは、自動車、産業機器、医療機器、デジタル家電などを対象に、OS(基本ソフト)からミドルウェア、プラットフォーム、アプリケーション、開発ツールまでを一体的に手がける「フルスタックエンジニアリング」を提供している。

独自のリアルタイムOS「eMCOS」などのOS技術を強みとし、組み込みソフトウェア事業とセンシングソリューション事業を展開する。

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