記事は「中国人観光客はもはや以前のように大量の時間を使って他人のために爆買いすることはなくなり、自分のために良い品を慎重に買い求めるようになった」結果、日本の大手百貨店の関係者が「中国人観光客はますます日本人のようになっている」と語ったことを伝えた。
そして、大量の買い物のプレッシャーから開放された中国の富裕層が、真の旅行者のように日本の文化の細かい部分を体験するようになり、ある観光客は、東京にあるゴミ処理場を訪れて日本のゴミ処理システムの素晴らしさに感銘を覚え、またある観光客はアニメ「スラムダンク」に登場する鎌倉高校前踏切を訪れると紹介。「学校の事務室に行って校舎見学の許可を得れば、グラウンドや体育館で日本の高校の雰囲気を味わえ、日本語ができる人は高校生とおしゃべりするのもいい」とした。
一方で、日本文化に好奇心を抱いてやってくる中国人観光客と、日本人との間で文化的な衝突も起きていると指摘。富士山に近い忍野八海では、多くの中国人観光客が泉の中にコインを投げ入れるため、現地の観光協会が頭を悩ませているとした。「中国人観光客にしれみてば、池にコインを投げ入れるのは幸せを祈る意味なのだが、現地人は自然を破壊する行為だと言うのだ」と伝えている。
記事は「中国人観光客がますます日本人のようになっている、というのは、中国人がもはや日本で単に飲み食いや遊びを追求するのではなく、日本の一般的な市民生活に溶け込もうとし、より文化的な風景に注目し始めたことを説明するもの。日本旅行をしたある友人は『日本人が道を行くのを見るのが好き。それはとても素晴らしい風景で、そこには文明や秩序も描かれている』と語っている」とした。(編集担当:今関忠馬)(イメーシ?写真提供:(C)yokokenchan/123RF)
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