紅旗は中国を代表する高級車と言えるが、中国メディアの今日頭条は18日、中国ネット上でこのほど「駐日中国大使館で公用車として使われている車は紅旗ではない」とする写真が注目を集めたとし、驚きとともに紹介する記事を掲載した。
記事は、中国を代表して日本に駐在している中国大使などが中国大使館で公用車として使用している自動車は「紅旗どころか、中国車ですらない」と伝え、トヨタ・センチュリーなどが公用車として使用されていると写真と共に紹介した。
駐日中国大使館の公用車が紅旗や中国車でないことに付いて、中国人からすれば落胆の気持ちがあるとしつつも、トヨタ・センチュリーは非常に格式の高い自動車として認識されており、センチュリーには国賓や皇室専用の「センチュリーロイヤル」というバージョンもあることを紹介し、それだけ高級かつ格式ある車だと紹介した。
一方で記事は、中国大使館の関係者には中国車に乗って外交活動をしてもらいたいという希望も綴っている。これに対して中国のネットユーザーからは、「すべての中国大使が紅旗に乗って欲しい」とか「自動車は移動手段に過ぎない」といった、記事に賛同する意見や大して気にすることではないという意見など、多種多様なコメントが寄せられていた。
外交官はその国を代表する仕事ゆえに、その行動や所有しているものが注目されるようだ。中国国内では愛国心を培うようなスローガンが至るところに掲げられている。愛国心を幼いときから教え込まれてきた中国人から見ると、自分達の代表が日本で日本車に乗っていることは、少し気になる話題のようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
【関連記事】
「死んでも嫌いだ」と反日感情を語る中国人を日本に行かせてみた
ボイコットなんてしなくても韓国人は日本車に乗らないらしい=中国
東京モーターショーに行ってわかった「日本人の例のウワサは嘘じゃない」=中国報道
これが日本の姿だ!「日本がどれほど発展している国かを紹介しよう」=中国
チケット売れない平昌五輪、韓国は「中国なら何とかしてくれる」と期待=中国報道