2024年11月16日、環球時報は、中国でブラインドボックスが大流行する一方で、その背後にはリスクも潜んでいるとする米メディアの文章を紹介する記事を掲載した。
記事は、米紙ニューヨーク・タイムズの14日付文章を引用。
また、ブラインドボックスに入っている製品の多くはコレクション価値のある小さな工芸品や装飾品であるものの、消費者にとって大きな魅力となっているのが1個7元(約150円)という手頃さであり、多くの人が10個以上購入すると紹介。実際に購入した人からは「非常に興奮する。司会者や観衆とのインタラクションがとてもハッピーな雰囲気を作り出す。単にネットショップでブラインドボックスを購入するのでは得られない感情的な価値がある」「司会がブラインドボックスを開く時にアドレナリンが出まくる」といった声が聞かれると伝えた。
文章はその上で、ブラインドボックス自体は中国で約5年前から流行し始め、当初は実体店舗やネットショップで販売されていたものが、最近のライブ販売形式によってゲーム的要素がさらに強まったと解説。一方で中国政府はブラインドボックスに熱中する消費者を注視し始め、昨年には「ブラインドボックス経営行為規範ガイド(試行)」を発表し、8歳未満の児童への販売を規制するとともに、当選確率の公示を販売業者に求めたと伝えた。
そして「中国で大流行しているブラインドボックスライブだが、その人気は長続きしないかもしれない。でも心配はいらない」とし、ハーバード大学の研究者が「きっとまた面白いものが新たに出現し、みんなが新たなブームを追い求めることになるだろう」と予測したことを紹介した。(編集・翻訳/川尻)