ジェームズ・クラヴェルの1975年のベストセラー小説「SHOGUN」を米FOXネットワークが再ドラマ化することが明らかになった。映画ニュースサイトThe Hollywood Reporterが伝えている。


やってはいけないリメイク作品TOP6発表

 この作品は、17世紀初頭の日本に漂着した一人の英国人航海士が、天下取りの争いに巻き込まれていくさまを描く歴史大河ロマンドラマ。1980年に米NBC局が「将軍 SHOGUN」というタイトルで、リチャード・チェンバレン、三船敏郎、島田陽子らの出演でドラマ化するると、全米でミニシリーズとして「ルーツ」(77・79)に次ぐヒットを記録し、空前の“日本ブーム”をもたらしたことで知られている。日本では編集版が1980年に劇場用映画として公開され、1981年には全8話がテレビ放送されている。

 また「将軍 SHOGUN」(80)は批評家からの評価も高く、1981年のゴールデン・グローブ賞テレビ部門で作品賞、主演男優賞(チェンバレン)、主演女優賞(島田)の3冠を達成。同じ年のエミー賞でも作品賞、コスチューム・デザイン賞、グラフィック・デザイン賞を受賞。島田は、一躍、国際派女優の仲間入りを果たした。

 今回のリメイク版のプロデューサーには、映画「ソーシャル・ネットワーク」(10)のマイケル・デ・ルカとテレビ映画「エリザベス1世 ~愛と陰謀の王宮~」(05)のナイジェル・ウィリアムズが決定。FOXは「『SHOGUN』は世界中の何百万の人々を魅了する作品です。この歴史上ユニークでドラマチックな作品に新しい命を吹き込むことを大変うれしく思っています」との声明を発表している。

 島田が演じたまり子役に日本人女優が配役されるのか、早くも楽しみな作品になっている。全米放送は2014年の予定とのこと。
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