あいにくの雨模様となった11月1日、東京・角川シネマ新宿にて映画『ベイブルース ~25歳と364日~』の公開舞台挨拶にたくさんの人が駆けつけ、その中にはプライベートで訪れた陣内智則の姿もあった。ゲストには高山トモヒロ監督のもと波岡一喜、趙たみ和、小川菜摘、オール巨人、安田美沙子、光永が登壇した。「飲み過ぎてろれつが回っていない」と司会者から突っ込まれた高山には泣いた後が見てとれた。
本作は、相方・高山が河本さんの死から15年経ち綴った『ベイブルース 25歳と364日』をその5年後に映像化した実話である。高山の母親役を演じた小川は「愛があふれまくってる作品。本当の話だから大切に演じなきゃいけない。
今回の舞台挨拶では、ベイブルースが当時やっていたネタを、スクリーン上に映し出された20年前の河本さんに高山が突っ込むという形で披露された。
最後に高山が述べた挨拶にベイブルースが愛され続ける理由が集約されているのではないだろうか。「多分河本はすごく喜んでいると思います。でもあいつは20代半ばで亡くなったので“俺すごいなあ”と思っていると思います。でも勘違いするなよと言いたいです。
かつて風のように時代を駆け抜けた若き漫才師がいた。彼の名は河本栄得。彼にとって“お笑い”とは何だったのか? 彼にとって“漫才”とは何だったのか? 彼にとって“相方”とは何だったのか?
映画『ベイブルース ~25歳と364日~』はTOHOシネマズなんば他全国公開中。
(TechinsightJapan編集部 うめ智子)