【第56回】「高須幹弥センセイ、羽生結弦は色っぽいと思いますか?」
 現在開催中の平昌冬季オリンピック。各競技白熱する試合が繰り広げられる中、メダルへの期待はもちろんのこと、“イケメン揃い”としても注目を集めているのが、男子フィギュアスケートの日本代表選手たちだ。

けがからの完全復帰が期待される羽生結弦選手、“ポスト羽生”との呼び声高い宇野昌磨選手、“デカ”の愛称で親しまれている田中刑事選手、彼らのイケメン度はいかほどか!? 高須クリニック名古屋院院長の高須幹弥先生、男子フィギュアスケート日本代表3選手の顔面診断をお願いします!

■男子フィギュア日本代表3選手のイケメン度は?
 まずはそれぞれの顔から見ていきましょう。

 宇野昌磨選手は、目は綺麗な末広型二重で目力があり、輪郭もすっきりとしたイケメン顔です。ただ、小鼻が横に広がって鼻の穴が大きく、鼻先の潰れたダンゴ鼻で、先端は上を向いてブタ鼻になっているので、鼻の下半分だけがイケてないんですよね。言ってみれば、鼻だけが庶民的な感じ。でも、そのおかげで親近感が湧き、広い層から愛される顔立ちになっていると思います。顔全体も童顔っぽい雰囲気なので、鼻の印象でよりかわいらしさが引立っていると思いますよ。鼻以外はすごく整っているので、イケメン度としては一般人の平均より少し上くらい。鼻の下半分を整形すればイケメン度はかなり上がって、ジャニーズの中堅並みになると思います。

 田中刑事選手は、眉毛のところの骨が出て、頬骨とエラも張り、顎先も大きいゴツゴツした輪郭をしています。口元が前に出ていることで猿人や野人系の印象があり、目以外のパーツも一つひとつが大きいため、いい意味でワイルドさがある顔立ちです。男性ホルモン値の高い人に多い顔つきで、厳つい、怖いなどの印象を与えやすいですね。イケメン度としては、一般人の平均くらいかな。
ただ、フィギュアスケートは女性的でかわいらしい印象の顔の男性が多いから、この世界ではワイルドさが際立っていますよね。もしフィギュア選手らしい顔立ちに整形するなら、眉毛の骨、頬骨、エラ、顎をすべて削り、上顎骨の骨切りをして口元を引っ込めるなど、骨格全体を改造しないといけないかも。とはいえ、競技の採点に顔は関係ないから、そこまでする必要はないと思いますけどね(笑)。



 羽生結弦選手は顔に大きな欠点がなく、3人の中でいちばんのイケメンです。シャープな輪郭に色白できれいな肌と女性的な印象が強く、彫りの浅い平面的な顔立ちで童顔っぽい雰囲気もあります。さらに、目が一重で切れ長なため、威圧感がなくいつも涼しげ。クセがなく、幼さと優しさが共存していて、誰からも愛される顔だと思います。もし羽生選手がジャニーズだったら、「Hey!Say!JUMP」あたりのメンバーにいても遜色ないと思います。

 顔は採点に影響しないとはいえ、アスリートで見た目がいいとファンも増えやすく、スポンサーがついていろいろなサポートをしてくれたり、CMのギャラが高額になって収入が増えたりと、それなりのメリットがあります。というのも、スポーツ選手は世間の印象が良く、アンチも少ないため、企業のイメージアップにつながるとしてCM起用などでも人気があるから。田中選手あたりだと実力が伴わないと難しそうですが、羽生選手のようにビジュアルも実力もあるアスリートは完璧。高須クリニックもCMに出演してほしいくらいです(笑)。


■羽生は氷上の申し子だった!?
 男子フィギュアに限らず、アスリートにはイケメンが多いですよね。それは、何かに打ち込んで頑張っている人ほど顔の筋肉がほどよく発達して、精悍な顔立ちになりやすいからなんです。さらに、体脂肪率が低くて顔も体も引き締まっているし、競技や演技に集中する姿でカッコよさも割増されて、よりイケメンに見えるんですね。今季の男子フィギュア3選手も世間の評判通り、顔面偏差値が高めですが、歴代のオリンピック男子フィギュア代表選手も、そこそこ高いレベルだったと思うので、例年並みといったところかと思います。

 ただ、男子フィギュアがほかの競技と違うのは、演技の上で男性にも色気が求められるというところ。今季の3選手の中では、やはり羽生選手がいちばん色っぽいですね。顔立ちが女性らしいのもありますが、23歳と髭が濃くなっているはずの年齢でもほとんど髭がなく、肌に脂っぽさもない。体つきや動作なども女性的なので、男性ホルモンの値自体が低いのかもしれません。それがしなやかな演技にもつながっていると思うので、フィギュアをやるために生まれてきたように感じますね。

高須幹弥(たかす・みきや)
美容外科「高須クリニック」名古屋院・院長。オールマイティーに美容外科治療を担当し、全国から患者が集まる。美容整形について真摯につづられたブログが好評。

公式ブログ

編集部おすすめ