草薙龍勢花火大会実行委員会(所在地:静岡県静岡市清水区草薙)が主催する「草薙龍勢花火」が、2018年9月23日(日)に開催されます。※雨天の場合、9月24日(月・祝)、29日(土)を予備日としています。


【特設サイト】http://kusanagi-ryusei.jpn.org/index.html

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 毎年9月20日に草薙神社例大祭が催され、この前後の休日に「龍勢(流星)煙火」と称される、狼煙から発展した龍勢花火が打ち上げられます。平成15年に静岡県指定無形民俗文化財に指定されました。
直径60~70ミリメートル、長さ1メートルほどの竹筒に火薬を詰め込み、その爆発力と瞬時の焼力を推進力として打ち上げられる竹製ロケットは、点火上昇時の白煙が天空に舞い上がる龍に見立てる「龍勢」と呼び、また満天の星の中、 火焔を吹き出して上昇する姿を流れ星に見たて、「流星」とも呼びます。
龍のごとく打ち上がり登り切って300メートル上空で落下傘が開き、30秒もの間様々な光や煙が出現するユニークな花火を堪能してください。

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 大会で打ち上げられる龍勢花火は10数秒の華ですが、この10数秒の為に、竹採り、 火薬調合、変化花火作り等々、草薙神社龍勢保存会メンバーによって活動がスタートします。龍勢作りを、安全に確実に計画通りに進める為、下支えをする活動は、大会5ヶ月前から行われています。

 また無形民俗文化財である龍勢花火の技を体験学習してもらう為、地域の小学生を対象にして龍勢に使用する大小落下傘作りの指導や、草薙神社道中木遣り唄の指導を行い、祭りへの小学生の参加を通して、ふるさとに伝わる文化財を学んでもらい、ふるさとの良さを身近に体感して貰うことも活動の一環です。


草薙神社龍勢煙火保存会の役割

 草薙神社龍勢保存会の役割は、無形民俗文化財である龍勢花火の保存、伝承を第一義とし、龍勢花火の製作、打上げを通じて、地域住民との親睦を図り歴史と伝統を誇るこの文化財を守り育てることによって、郷土の発展に寄与することにあります。

 年に1度、草薙神社例大祭前後の休日に地域自治会、神社氏子会との共催のもと龍勢花火大会を催します。このとき打上げる龍勢花火は全て草薙神社龍勢保存会のメンバーが製作し、その中には古老からの口伝、経験によって、保存、伝承、教習された伝統技術と現会員によって新たに工夫された技術が凝縮されており、これらの製作技術を後代に伝えることが大きな役割です。


時代の変化への対応と想い


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 龍勢花火の場合、どんな時代になろうとも、竹を使う、黒色火薬を使う、手作りで作るの三原則は変えられないと思います。100%成功させるつもりなら、それなりの材料、技術、製法はあります。
多くの仲間と語らいながら、失敗するかもしれないが手間をかけて手で作ることが、成功の喜びを倍化させます。
 技術の進歩を享受するとすれば、変化(へんげ)花火の部分を取り入れ、花火を華やかにすること、及び時代の流れへの対応はむしろ、変化に合わせた祭りの形態とか組織を対応させることと思います。長きにわたり支持され続いてきた背骨の部分は変えるべきではないと思います。


龍勢花火の歴史


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 草薙神社の祭礼に龍勢が献納されたことを明確に記述している資料は、明治44年草薙在住の伊藤市太郎日記です。「9月20日は本村神社の祭典、流星、打揚の両煙火有り、流星の分は14本云々」と草薙神社の祭典に龍勢が華々しく打ち上げられた様子が記されています。

 花火を打ち上げた記録は文化13年(1816年)船越村の若者が「花乱星」と言う花火を打上げ、多く失敗したと言う「船越村名主日記」があります。
これらの花火がいつ頃「龍勢」に発展したかは定かではありませんが、口伝では19世紀後半の安政年間に龍勢の奉納が行われたとも伝えています。


会場とスケジュール

・名称: 草薙大龍勢
・日程: 平成30年9月23日(日)※雨天の場合9月24日(祝)、9月29日(土)
・会場: 草薙スポーツ広場および周辺農地
※当日はJR草薙駅よりシャトルバス運行 http://kusanagi-ryusei.jpn.org/map.html
・スケジュール:
11:45~ 龍勢木遣り道中
13:00~ 子ども神輿
13:45~ 開会式
14:30~ 昼打の部(龍勢)
18:00~ 夜打の部(流星)
20:30~ 打上げ花火

打上げ番付表はこちら
http://kusanagi-ryusei.jpn.org/2018_ban.pdf

[画像5: https://prtimes.jp/i/37759/1/resize/d37759-1-947647-4.png ]


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