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「ブラック校則」運用の実態!男性教員によるスカート、下着チェックも

2018年3月12日 21時30分

ライター情報:辺川 銀


昨年、生まれつき髪の毛が茶色いにもかかわらず、教員から黒染めを強要された女子高校生が、学校を訴える裁判を起こしました。この出来事をきっかけに評論家の荻上チキさんやNPO有志が発足させた「"ブラック校則"をなくそうプロジェクト」は3月8日、東京都内で記者会見を開き、「ブラック校則」に関する調査結果を公表しました。

黒染め指導は増加傾向にある


今回結果が発表された調査は、15歳以上の10代~50代2000人と、現役中高生の親2000人、計4000人に対してのウェブアンケートによる量的調査と、当事者・関係者へのヒアリングによる質的調査のニ軸で行われたものです。

アンケートによると、「生まれつき髪の毛が茶色い」と答えた人は全体の約9%。そのうち黒染め指導を経験した人は、中学時代で約1割、高校時代で約2割ほどいました。

また年代別では、現役世代を含む10代が中学で2.53%、高校で6.33%となり、他の年代と比べて最も高い割合で黒染め指導を経験しており、これは20代の中学1.19%、高校2.98%の2倍以上にのぼる数字でした。

このことから、黒染め指導の件数が、過去10年で大きく増えていることが分かります。

男性教員による女子生徒のスカート、下着チェックも


「スカートの長さが決められている」「下着の色が決められている」などの校則体験も、黒染め指導と同じく増加傾向にあり、現役世代を含む10代が最も多く経験していることが分かりました。

また指導の方法について、女子生徒のスカートチェック、下着チェックが、男性教員によって行われたという声も少なくなかったそう。調査を担当した荻上チキさんは「その行為自体がセクシャルハラスメントに当たる」と指摘しています。

校則そのものが全体的に厳しくなっている


「ストッキング、タイツ、マフラーなどの防寒対策の禁止」も、10代が最も多く経験しており、10年前と比べて約3倍に増加しています。防寒対策をさせてもらえないことでお腹を壊したり、冷え性に悩んでいるという事例も複数あったそうです。

「教科書や辞書を学校に置いていってはいけない」は、特に中学では2倍以上も増え、肩凝りなど健康上の問題にも繋がりかねないという意見がありました。

それ以外にも、中学では「リップクリームの禁止」「日焼け止めの禁止」など、健康維持にかかわる項目での校則体験が多くなっています。高校でも「カバンや制服はおさがりではなく新品でなくてはいけない」「SNSを使ってはいけない」などが大きく増え、中高ともに多くの項目が増加していることが分かりました。

多くの学校で校則指導が厳しくなっている傾向があるようです。

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ライター情報: 辺川 銀

世に出ない声を世に出したい。ライターしながら小説を書いています。

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