◆第108回全国高校野球大阪大会▽5回戦 生野5―1東大阪大柏原(22日・南港中央球場)

 来年度以降の生徒募集停止を発表している昨夏の優勝校・東大阪大柏原が5回戦で敗退した。打線は相手を上回る9安打を放ちながらホームが遠く、6回に犠飛で挙げた1点のみに抑えられた。

8回は4番・福塚慶翔、5番・石井爽太の連続安打で無死一、二塁としたが、6番・近藤潔仁の遊飛で走者が戻れず、まさかのトリプルプレーでチャンスを潰した。

 東大阪大柏原は大阪桐蔭を破って夏の甲子園に出場した昨年11月、2027年度以降の生徒募集を停止すると発表。29年3月に閉校する予定となっている。

 同校は1963年に柏原女子高として創立され、翌64年には男子部も併設して柏原高と改称。70年に男子校となり、2006年に現校名となった。スポーツクラブの活動も盛んで、ラグビー部は柏原高時代の1989年度に花園での全国大会に出場。硬式野球部は2011年夏の甲子園に初出場し、25年夏には14年ぶりの甲子園切符をつかんだ。タレントの間寛平は同校野球部OBだ。

 生徒募集停止の際には「近年の少子化傾向や共学志向など社会情勢の大きな変化の中で、入学定員確保に全校挙げて取り組んでまいりましたが、学園内で議論を重ねた結果、このたび募集停止という苦渋の決断に至りました」と説明していた。

 勝った生野は大阪府の吉村洋文知事や日本サッカー協会の宮本恒靖会長らを輩出した進学校。文武両道で昨秋の府大会で16強入りし、今春のセンバツでは21世紀枠の候補にも選ばれた。

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