『逃げ上手の若君』のあらすじ・重要なポイント紹介

今回記事でご紹介するのは週刊少年ジャンプで連載している歴史漫画、『逃げ上手の若君』のあらすじです。

本作は『魔人探偵脳噛ネウロ』『暗殺教室』を送り出した松井優征の3作目に当たり、『暗殺教室』完結から五年を経てスタートしました。

単行本は既刊15巻、2024年からテレビアニメの放映が決定。

2022年には「全国書店員が選んだおすすめコミック2022」にて、第8位を獲得しています。

※本稿は作品のネタバレを含みます。あらかじめご了承ください。

『逃げ上手の若君』のあらすじ

西暦1333年、鎌倉時代末期。

主人公の北条 時行(ほうじょう ときゆき)は北条 高時(ほうじょう たかとき)の次男に当たり、鎌倉幕府の後継者と見なされていました。

されど遊びたい盛りの彼は武芸の稽古をサボり、逃げ隠れしています。

出典:アニメ『逃げ上手の若君』公式サイト

そんな時行を周囲の大人たちは頼りなく思い、鎌倉幕府の行く末を不安視していました。

ある日のこと、足利 尊氏(あしかが たかうじ)が後醍醐天皇(ごだいごてんのう)と内通し謀反を企てます。

これにより鎌倉幕府は滅び、時行の家族は全員殺されてしまいました。

命からがら逃げ延びた時行は信濃国の神官・諏訪 頼重(すわ よりしげ)に匿われ、「二年後に天を揺るがす英雄となる」と告げられました。

頼重の本拠地・諏訪(すわ)に潜伏した時行は、同年代の友人たちと出会い、打倒足利尊氏を掲げる「逃若党(ちょうじゃとう)」を結成します。

尊氏が差し向ける追っ手を警戒した時行は、諏訪大社の稚児・長寿丸(ちょうじゅまる)と名乗り身分を偽ります。

されど刺客の目は欺けず、北条氏の残党狩りを命じられた弓術の達人・小笠原 貞宗(おがさわら さだむね)がそこまで迫っていました。

貞宗の弓の腕前に感服した時行は、稚児の身なりで彼に接近し、優れた術を盗もうと画策。

犬追物の場で対決が実現するも、逃げの一手に特化した時行の分は悪く、あっというまに劣勢に追い込まれます。

しかし振り返りながら後方に射掛ける戦法で逆転勝利をおさめ、どうにか対決の場を切り抜けました。

その後、風間 玄蕃(かざま げんば)が仲間になり、逃若党はますます賑やかに。

1334年初冬、諏訪領北の集落に偵察に赴いた時行は、二刀使いの軍師・吹雪(ふぶき)と遭遇を果たします。

逃若党の面々は集落を食い物にする賊「征蟻党(せいぎとう)」と争い、見事首領を討ち取りました。

そして春、保科弥三郎が国司・清原 信濃守(きよはら しなののかみ)に対し叛逆。

国司の圧政に耐えかねた民を見かねた決断でした。

時行率いる逃若党は一人でも多く救おうと馳せ参じ、討ち死にを覚悟する武士たちを説得します。

その後、逃若党の活躍で保科は逃亡に成功するも、貞宗は長寿丸の正体が時行なのではと疑い、守護菅に呼び出して尋問。

時行はこれに応じるものの、執拗に食い下がる貞宗に追い詰められ……。

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