【写真】映画『みをつくし料理帖』での薬師丸ひろ子と渡辺典子
高田郁による同名のベストセラー時代小説を実写化する本作は、幾度となく訪れる苦難を乗り越えながら料理に真剣に向き合い、運命を切り開いていく女料理人の成長と不変の友情を描く。
映画『野性の証明』の長井頼子役のオーディションで選ばれスクリーン・デビューを果たし、その後、1981年に角川春樹が製作した『セーラー服と機関銃』で主演を演じ大ヒットを飛ばした薬師丸。その後も数々の角川作品に出演し、角川監督とは切っても切れない間柄だ。
一方、渡辺は1982年に齋藤光正監督の映画『伊賀忍法帖』のヒロインオーディションで、ポスト薬師丸ひろ子を決める「角川映画大型新人女優募集」でグランプリを受賞し、芸能界デビュー。その後は、薬師丸、原田知世とともに1980年代の角川映画を担う存在となった。
そんな2人が、角川監督最後のメガホン作『みをつくし料理帖』に特別出演。劇中で薬師丸が演じるのは、藤井隆演じる戯作者・清右衛門の妻・お百。清右衛門がしげく足を運ぶ「つる家」に一緒に訪れ、食を楽しむシーンに登場する。渡辺は「つる家」の客・お満を演じ、つる家の常連客とともに主人公・澪の料理を楽しむ和やかなシーンで姿を見せる。
薬師丸は「角川春樹監督は、女優という仕事に導いて下さった方です。『みをつくし料理帖』、角川さんの監督作品でもあり、是非参加させて頂きたいと思いました。
また角川監督は「薬師丸ひろ子は、『キャバレー』以来の出演。『みをつくし料理帖』での出演シーンは、3シーン。戯作者・清右衛門の妻・お百を演じた。
映画『みをつくし料理帖』は10月16日全国公開。