カキフライの風味やほのかな苦みも
カキといえば、晩秋から冬にかけてが旬の食材。熱々にレモンをキュッとしぼり、タルタルソースにつけてサクッとひとくち食べると、ジューシーな海のエキスがジュワッ……ああ、食べたい……。しかし、家でつくるのは非常に面倒なうえ、洋食屋や定食屋で「カキフライあります」という貼り紙が出ている期間はけっこう短かったりする。そんな我々が愛してやまないカキフライを、リーズナブルに! しかも季節を問わず! 楽しめる画期的な商品なのである。

これが現物。おお~なんと、特製のタルタルソースまでついている!! 至れり尽くせり、とはまさにこのこと。

1パックの盛りつけ例。ふだん、洋食屋などで出てくるカキフライはせいぜい5個くらいなので、やや物足りなく思っていた人も多いのではないだろうか。「ほぼカキフライ」は1パック約200円とお安いので、思い切って10個くらい1人でたいらげてしまうのもありかも。
電子レンジではなく、オーブントースターで軽く温めることにより、サクッとした揚げたての風味が再現されるという。さっそくひとくち、食べてみたところ「……マジ?」とびっくり。カキ特有の磯の香り、ほのかな旨味と苦み、そしてあの独特の食感までもが忠実に再現されている!! これはカキフライとして出されても気付く自信がないかも……と思うほどの完成度だ。
配合の異なる身を作り分け食感を再現
カネテツさんに「次はカキフライでいこう!」となった理由や開発秘話などお話を伺ってみた。
やはり、カキフライは家庭で作るのが大変だからでしょうか?
「そうですね。秋冬の人気メニューである一方、調理に手間がかかることから敬遠されがちであることに注目して開発をスタートしました。それに加えて、昨年は特にカキ等、魚介類の食中毒報道などがあったことから、お客様に安心して召し上がっていただけるような商品が開発できないだろうか? という思いもありました。なかでも苦労した点は、カキ独特の食感の再現です。プリッとした食感とやわらかい食感。2つの食感が同時に楽しめることがカキのおいしさのポイントと考え、この食感の再現に取り組みました。2種類のそれぞれ全く異なる配合の身を作り分け、再度合わせるという一手間をかけることで、カキフライそのもののような食感を再現しています」
なるほど、「プリッ」「ふわっ」という、両方の食感を別々につくっているのですね……。味は完璧にカキだけど、絶対に「あたらない」のも考えたらすごいですよね!

あと、味だけでなく、真ん中から半分に切ったときの断面図もリアルにカキっぽくて、思わず二度見してしまいました。白い身の部分と、内臓部分に分かれており、さすがカネテツさん、芸が細かいですね。
「主な原料は他の『ほぼ』シリーズと同様、“スケトウダラのすり身”を使用しているんですよ。このすり身に“豆腐”を配合することで、独特の食感を再現しました。白い部分がカキのプリッとした部分ですね。
とのことなので、皆さんも食べるときにはまずは半分かじって、ぜひ断面を確認してみてください!

ボリューム感がうれしい、「ほぼカキフライカレー」。

市販のバンズに野菜と一緒に挟めば完成する「ほぼカキフライバーガー」。添付のタルタルソースは和食料理人の先生が監修した特製だそうなので、ぜひ活用してみてほしい。

お弁当にも「ほぼカキフライ」。手づくりのお弁当に本物のカキフライは、衛生面などの理由からチョット心配!という人にもおすすめだそうだ。

卵でとじ、三つ葉を散らした「ほぼカキフライどんぶり」。これは「ほぼカキフライ」ならではのメニューなので、ぜひとも試してみたい!!
と、そんなわけで衝撃の新商品「ほぼカキフライ」の詳細をお伝えした。「魚介類、くやしがる。」をキャッチフレーズにした脱力系のCMもおもしろい(現在「ほぼシリーズ」のウェブサイトで公開中)。カニ、ホタテ、カキなど寒い季節の美味に、真っ向から勝負を挑む「ほぼシリーズ」、このCMのように海中で本物の魚介類たちもぼやいているかもしれませんね!?(まめこ)