(台北中央社)台湾の古都として知られる南部・台南市で29日、新型コロナウイルスの影響で収入減となったタクシー運転手の救済措置として同市が開講した日本語、韓国語講座の成果発表会が行われた。出席した黄偉哲市長は、日韓の出入国制限が緩和された後を見据えた準備だと述べ、アフターコロナ時代の観光振興に意欲を示した。


両講座は、新型コロナの影響が大きい観光・運輸業関係者を対象としたスキルアップ講座の一環で、外国人観光客により良いサービスとサポートを提供することを目指して5月に開講。それぞれ30時間にわたって授業が行われた。黄氏は、同市は日韓の観光客が特に多く、運転手が簡単な会話ができれば親しみが湧くに違いないと成果に期待した。

また、現在台湾で沸き起こっている国内旅行ブームの中、同市のホテルの稼働率、観光客数がともに増加したことを挙げ、「準備は整った」と強調して来訪を呼び掛けた。

(編集:塚越西穂)