(台北中央社)外交部(外務省)は30日、デザインを変更した新版旅券(パスポート)の発給を来年1月11日から正式に始めると発表した。新たなデザインでは中国との混同を避けるため、「TAIWAN」の文字を従来より大きくした。
同部は人々に申請を歓迎すると呼び掛けており、海外に置かれている在外機関でも申請できるとした。

パスポートを巡っては、新型コロナウイルスの世界的流行以降、パスポート上に「CHINA」とあることで台湾人が中国人と誤認されるケースが海外の空港で多発。これを受け、9月に発表された新デザインでは、「TAIWAN」の文字を大きくする一方、「中華民国」を意味する「REPUBLIC OF CHINA」は、国章の周りを囲むように小さく記載する形に変更された。

(編集:楊千慧)