ちょっと街を歩けば1、2個は必ずもらってしまう「ポケットティッシュ」。販売促進としてポケットティッシュを配るのは日本だけの文化らしい。
日本に初めてポケットティッシュが登場したのは1969年(昭和44年)。
考案者は高知の製紙加工業、明星産商の創業者、森宏さんだった。
実はこのポケットティッシュ、考案当初から広告宣伝用を目的として作られたのだった。当時はプレミアムといえばマッチで、『マッチは買う物でなくもらう物』という時代。森さんは1960年代にボックス型のティッシュが日本に登場した当初から『小さくしたらマッチに変わるプレミアムとして売れるんじゃないか』、『ポケットティッシュはいずれ、ただでもらうものになる』と考えたそうだ。
そしてティッシュを折りたたむ技術、どのサイズがポケットに入りやすいかなどさまざまな試行錯誤をくりかえし、1968年に機械を完成、1969年に現在の形となるポケットティッシュの原型を作り上げたのだった。ちなみに初めて大々的にプレミアムとしてポケットティッシュを使ったのは銀行。以降、森さんの考えた通りポケットティッシュはただでもらうもの、となった。
現在ではポケットティッシュの紙を折りたたむ技術が「拭くだけコットン」や「立体マスク」など他の製品にも応用されているという。(こや)
日本に初めてポケットティッシュが登場したのは1969年(昭和44年)。
考案者は高知の製紙加工業、明星産商の創業者、森宏さんだった。
実はこのポケットティッシュ、考案当初から広告宣伝用を目的として作られたのだった。当時はプレミアムといえばマッチで、『マッチは買う物でなくもらう物』という時代。森さんは1960年代にボックス型のティッシュが日本に登場した当初から『小さくしたらマッチに変わるプレミアムとして売れるんじゃないか』、『ポケットティッシュはいずれ、ただでもらうものになる』と考えたそうだ。
そしてティッシュを折りたたむ技術、どのサイズがポケットに入りやすいかなどさまざまな試行錯誤をくりかえし、1968年に機械を完成、1969年に現在の形となるポケットティッシュの原型を作り上げたのだった。ちなみに初めて大々的にプレミアムとしてポケットティッシュを使ったのは銀行。以降、森さんの考えた通りポケットティッシュはただでもらうもの、となった。
現在ではポケットティッシュの紙を折りたたむ技術が「拭くだけコットン」や「立体マスク」など他の製品にも応用されているという。(こや)
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