
(上)田植えに挑む早大総長の白井克彦さんと農楽塾代表の朽木新さん。(下)中央区育ち、ライターのスズキも田植えに参加
「早稲田」なのに田んぼがないのはおかしい! と、学生の手で始められた「大隈庭園に田んぼをつくろうプロジェクト」。5月21日、その田んぼで記念の「田植え式」が行われるというので、どんな様子だろうとのぞいてきた(関連記事)。
強い台風2号も進路をそらし、心配されていた天気も、前の晩の大雨が嘘のように晴天。まさに絶好の田植え日和となった。
「田植えはしたことがありません。田んぼのそばを歩いてたけどね」と早稲田大学総長の挨拶があり、田んぼを作っている学生NPO「農楽塾」のみなさんから今日に至るまでの道のりが説明され、いざ田植え!
まずは総長の白井氏と「農楽塾」代表の朽木さんが記念の田植えを行う。端から見ていてビックリするほど深く沈む足元に総長も少し大変そうだ。農業に関しては知識も経験もまるでない私は、なるほどああやって植えていくのかー、と思わず身を乗り出す。無事田んぼから上がった総長は、朽木さんの泥だらけの足をみて「カッコイイねー!」と笑顔だった。
さて、「農楽塾」のみなさんのご好意のおかげで、私も田植えをさせていただけることになった。裸足になってジーパンをまくりあげ、ドキドキしながら田んぼへ。
深い! ひざ下までつかる。天気が良くて暑いぐらいだったので、土の中に入った足がひんやり気持ちいい。柔らかい土の感触にも心地良さを感じる。
田植えに参加した人たちの笑顔や木漏れ日がキラキラ反射する濡れた土をボーっと見ているうちに、いつしか田舎の山形のことを思い出していた。「今度田植え手伝うよ!叔父さん」って頭の中で言ってみたり。すっかり心が洗われたような気分だった。
「農楽塾」では、「大隈庭園に田んぼをつくろうプロジェクト」の他にも様々なプロジェクトを実践しており、それぞれの参加者を随時募集中だという。興味がある方は下のホームページで。(スズキナオ)
強い台風2号も進路をそらし、心配されていた天気も、前の晩の大雨が嘘のように晴天。まさに絶好の田植え日和となった。
「田植えはしたことがありません。田んぼのそばを歩いてたけどね」と早稲田大学総長の挨拶があり、田んぼを作っている学生NPO「農楽塾」のみなさんから今日に至るまでの道のりが説明され、いざ田植え!
まずは総長の白井氏と「農楽塾」代表の朽木さんが記念の田植えを行う。端から見ていてビックリするほど深く沈む足元に総長も少し大変そうだ。農業に関しては知識も経験もまるでない私は、なるほどああやって植えていくのかー、と思わず身を乗り出す。無事田んぼから上がった総長は、朽木さんの泥だらけの足をみて「カッコイイねー!」と笑顔だった。
さて、「農楽塾」のみなさんのご好意のおかげで、私も田植えをさせていただけることになった。裸足になってジーパンをまくりあげ、ドキドキしながら田んぼへ。
深い! ひざ下までつかる。天気が良くて暑いぐらいだったので、土の中に入った足がひんやり気持ちいい。柔らかい土の感触にも心地良さを感じる。
苗を渡してもらい、田の端から端へと貼られた目印のヒモに沿って植えていく。「あまり大きい穴が開かないように」とアドバイスが飛ぶ。2列ほど植え、田んぼから上がろうとしたのだが、足はすっぽり土の中で簡単には身動きが取れない。倒れて泥まみれになったら気持ちいいかも、と一瞬思うが、せっかく植えた苗を倒してしまってはあまりに申し訳ないので、細心の注意を払って足を抜く。田んぼから出て見てみると自分の植えた部分がどうも真っ直ぐになっていなくて情けない気持ちに…。
田植えに参加した人たちの笑顔や木漏れ日がキラキラ反射する濡れた土をボーっと見ているうちに、いつしか田舎の山形のことを思い出していた。「今度田植え手伝うよ!叔父さん」って頭の中で言ってみたり。すっかり心が洗われたような気分だった。
「農楽塾」では、「大隈庭園に田んぼをつくろうプロジェクト」の他にも様々なプロジェクトを実践しており、それぞれの参加者を随時募集中だという。興味がある方は下のホームページで。(スズキナオ)
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