ぶすかわいいマヌルネコの赤ちゃんを見てきた
ぶすネコ好きにはたまらない「かわいくなさ」。もう肉をがつがつ食べるまでに成長。一番下は親ネコ、こちらも目つき悪い…。
今年4月6日に誕生したマヌルネコの赤ちゃんを見に上野動物園に行ってきた。国内で3園しか飼育しておらず、上野動物園では初の繁殖という「珍しい赤ちゃん」、ネコ好きとしては見逃せないトピックスであり、本来ならばすぐにでも行きたかったのだが、うっかりしているうちに2ヶ月以上が経ってしまった。
が、ご覧の通り、まだ毛はふわふわで赤ちゃんらしさを残していて、「間に合ったー!」とひとまずホッ。

といいつつ正直、赤ちゃんを見たときの第一印象は「なんだいこの目つきは……?」。

これは別にふてくされているわけではなく、不満たらたらなのでもなく、どうやらマヌルネコというのは普通こういう顔らしいのである。お父さんもお母さんも兄弟もみな、じめっとした目つきで仲良くおりましたので……。

シベリア南部からイランくらいまでの広い範囲に棲息するというこの野生ネコの体長はおよそ50〜65cm、体重は2.5〜4.5kg。まぁ普通のネコとそれほど変わらない。
違うのはこのふてくされたような目と、顔の横についている丸い耳ぐらい。

せっかく見に行ったのにいまいちかわいくなかったかもぉ、とぶつぶつ言いながらオフィスに戻り、デジカメの写真を見せると、なぜか周りにいた若い女子が一様に「かわいいーー!!」と悲鳴。意外にもこのいじけたような目つきがなんともいいらしいのである。武田花が撮るぶすネコが大好きぃ!みたいな女子のハートをわしづかみにするルックスなのかもしれない。

そういわれて、しみじみ写真を見てみると、このブサイクぶりが、不機嫌そうな顔が、だんだん、だんだん、「なんか可愛くなくて可愛い〜!」みたいに思えてくるから不思議である。この複雑な想いはナンなんだろうか。


みなさんはこのマヌルネコの赤ちゃん、どう思います? やっぱり可愛いですよね?
(エキサイトニュース編集部みと)