
遊園地のルーツはプレジャー・ガーデンと呼ばれた遊びの機能を備えた庭園で、フランスを中心に17世紀に各地で広まったといわれている。しかし、これは今のテーマパークや遊園地とはほど遠いイメージだった。
ジェットコースターや絶叫系のマシーンが登場するのは、19世紀アメリカのコニー・アイランドでのこと。ここは、遊園地や水族館、野球場が海に沿ってぎゅっと詰まったニューヨークの小さな観光地。経営者たちは「行儀がよすぎても悪すぎても金にならない」と多くの中産階級の人々をひきつけるためのアトラクションを考え出していったという。
そんな中で生まれたのがジェット・コースター。ヒントは鉱山トロッコだった。当時のコースターは10人の客が横向きに座った車輌が137メートルのレールの上を時速10キロのスピードで走り降りるというもの。動力はまだ使われておらず、終点でストップすると、乗客は一旦降ろされ、係員が空の車輌を9メートルの高さまで押し上げそこまで歩いて登った客が再び乗り込んで出発点に戻っていったとか。車輌を引き上げるためには馬や牛が使われていて、この馬や牛もコースターに一緒に乗っていたというエピソードも!
1895年にはコースターがくるりと回る直径7・5メートルのループコースターも登場。しかし、このループコースター、ループが真円だったため乗客にムチウチ症が多発したそうで、すぐに撤去されてしまったのだとか。さすがアメリカ人、考えることが大胆である。
それにしても100年前の遊園地、今よりもずっと刺激的でなんだかとっても楽しそうである。パーク内の火事見物という今では考えられないアトラクションもあって火災を起こしたりしたコニー・アイランドは今でも健在である。
昔ほどのインパクトはなくなったがやはりどこかアメリカ的。ちなみにホットドックの発祥の地はコニーランドで、大食い大会は毎年ここで行なわれている。(こや)
ジェットコースターや絶叫系のマシーンが登場するのは、19世紀アメリカのコニー・アイランドでのこと。ここは、遊園地や水族館、野球場が海に沿ってぎゅっと詰まったニューヨークの小さな観光地。経営者たちは「行儀がよすぎても悪すぎても金にならない」と多くの中産階級の人々をひきつけるためのアトラクションを考え出していったという。
そんな中で生まれたのがジェット・コースター。ヒントは鉱山トロッコだった。当時のコースターは10人の客が横向きに座った車輌が137メートルのレールの上を時速10キロのスピードで走り降りるというもの。動力はまだ使われておらず、終点でストップすると、乗客は一旦降ろされ、係員が空の車輌を9メートルの高さまで押し上げそこまで歩いて登った客が再び乗り込んで出発点に戻っていったとか。車輌を引き上げるためには馬や牛が使われていて、この馬や牛もコースターに一緒に乗っていたというエピソードも!
1895年にはコースターがくるりと回る直径7・5メートルのループコースターも登場。しかし、このループコースター、ループが真円だったため乗客にムチウチ症が多発したそうで、すぐに撤去されてしまったのだとか。さすがアメリカ人、考えることが大胆である。
それにしても100年前の遊園地、今よりもずっと刺激的でなんだかとっても楽しそうである。パーク内の火事見物という今では考えられないアトラクションもあって火災を起こしたりしたコニー・アイランドは今でも健在である。
昔ほどのインパクトはなくなったがやはりどこかアメリカ的。ちなみにホットドックの発祥の地はコニーランドで、大食い大会は毎年ここで行なわれている。(こや)
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