花粉を食べちゃう?
徳山食品の「松花冷麺」にベーコンと炒めネギを添えてみた。
この春、花粉大発生の予想! 杉、イネ、ブタクサ、どれも花粉症の源。最近はいい薬がたくさんあるみたいだけど、何と言っても、「花粉を遮断する」ことが最大の予防策。
マスクに眼鏡に……とにかく、体の中に入れないのが一番かな。

と思いきや、なんと、花粉を積極的に体に入れちゃおう、という変わり種を発見。その名も徳山食品の「松花冷麺」。名前のとおり、松の花粉を使った麺。はてはて、どんな食べ物か。早速取り寄せてみることにした。

ビニールのパッケージを開く。見た目は普通の丸い細麺。熱湯で茹でて冷水でしめ、ベーコン&ねぎを添え、友人K氏と一緒に食べてみた。うん、なかなか。K氏いわく「麺がしっかりしている」。つるつるしていて、こしがある。
これも花粉の効果かな?

不思議なのは、どうして、嫌われものの花粉を使ってみよう、って思ったのかってこと。販売元の徳山物産に聞いてみると、「韓国では、松の花粉を使った食品がいろいろあるんです」とのお答え。同社ではキムチなど、韓国の食品をたくさん扱っている。松の花粉にはビタミンBなどが含まれ、肌にもよく、韓国では珍重されているのだとか。花粉症の人が食べても大丈夫なのかな、ってことについては、「まだ販売してから2、3年なのですが……困ったと言う話は聞いていません」とのこと。韓国には花粉症の人が少ないって言うし、日本国内でも、松の花粉がダメって人には、筆者は出会ったことがない。

新潟県には、この「松花冷麺」を定番メニューにしているドライブインもあるのだとか。でも、この寒い季節に冷麺はちょっと……という気もする。食べ終わって、パッケージをよく見ると「冬場の料理法として温麺・ピビン麺としてもご利用していただけます」の文字が。あっ、しまった。あったかいのを作ればよかったんだ。説明は良く読まないと……。
今ブームの韓国由来の食品、是非お試しあれ。(R&S)
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