先日、我が家の開かずの間と化したガラクタ部屋で、夫のヘンなコレクションから「名画」を発見した。
八代亜紀のセンチュリーレコードの「夜更けの二人」というレコードジャケットである。
八代亜紀といえば、もう説明不要だが、二科展に出品するなど、「演歌歌手&画家」として知られている人。現在はギャラリーや絵画教室も開いている。その画風はご本人の公式HPでも見られるが、かなりの写実派である。
でも、キラキラ輝く大きな瞳、憂いを帯びた表情は『真夜中の弥次さん喜多さん』『ヒゲのOL薮内笹子』に酷似しているではないか。あと、ちょっと長尾謙一郎の『おしゃれ手帖』にも似てる。以前から、友人とよく「しりあがり寿は、たぶんシャガール」という説を唱えてきたのだが、意外にも八代亜紀がしりあがり寿だったとは! この興奮、誰かと分かち合いたい!と思い、ネットなどで調べてみると、この「夜更けの二人」というレコードはレコジャケ好きの間でかなり有名なものらしく、
「少女マンガみたいな絵で、すごいインパクト!」
「一目惚れで、ジャケ買いした」
などという声がけっこうあった。
それにしても、八代亜紀さん、こんな少女マンガのようなロマンチックな絵から、何をきっかけに写実派に転進したのだろう。それとも、「ヘタうま」な絵は、もともとはデッサンがきちんとしている、絵の上手な人が描く場合が多いから、そういうことなのか? だとしたら、やっぱりしりあがり寿?
ちなみに、HPなどを見ても、このタッチのイラストは一枚も見当たらない。もしや封印された幻の名盤なのか?(田幸和歌子)
八代亜紀のセンチュリーレコードの「夜更けの二人」というレコードジャケットである。
ちゃんと(イラスト:八代亜紀)という表記があるのだが、目にした途端、思わず叫んでしまったのは「わっ!! しりあがり寿!?」という言葉だった。
八代亜紀といえば、もう説明不要だが、二科展に出品するなど、「演歌歌手&画家」として知られている人。現在はギャラリーや絵画教室も開いている。その画風はご本人の公式HPでも見られるが、かなりの写実派である。
でも、キラキラ輝く大きな瞳、憂いを帯びた表情は『真夜中の弥次さん喜多さん』『ヒゲのOL薮内笹子』に酷似しているではないか。あと、ちょっと長尾謙一郎の『おしゃれ手帖』にも似てる。以前から、友人とよく「しりあがり寿は、たぶんシャガール」という説を唱えてきたのだが、意外にも八代亜紀がしりあがり寿だったとは! この興奮、誰かと分かち合いたい!と思い、ネットなどで調べてみると、この「夜更けの二人」というレコードはレコジャケ好きの間でかなり有名なものらしく、
「少女マンガみたいな絵で、すごいインパクト!」
「一目惚れで、ジャケ買いした」
などという声がけっこうあった。
それにしても、八代亜紀さん、こんな少女マンガのようなロマンチックな絵から、何をきっかけに写実派に転進したのだろう。それとも、「ヘタうま」な絵は、もともとはデッサンがきちんとしている、絵の上手な人が描く場合が多いから、そういうことなのか? だとしたら、やっぱりしりあがり寿?
ちなみに、HPなどを見ても、このタッチのイラストは一枚も見当たらない。もしや封印された幻の名盤なのか?(田幸和歌子)
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