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円盤型宇宙船は日系人のデザイナーによって作られた

今夏の話題の映画は何と言ってもジョージ・ルーカス監督の「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」 とS・スピルバーグ監督の「宇宙戦争」。

スターウォーズは全米で公開とともにダントツの週末興行成績第一位。上映解禁となった初日の深夜上映だけで約1700万ドル(約18億4000万円)という大記録。日本での公開は7月とちょっと先だが期待は大きい。一方S・スピルバーグ監督の「宇宙戦争」は6月29日に全世界同時公開なので日本ではこちらの方が一足先に見ることができる。

ところで、H.G.ウェルズ原作の火星人の襲来を描いた「宇宙戦争」(原題:War of the Worlds)は1953年にバイロン・ハスキン監督によって映画化され大ヒットしている。特に火星人の乗っている円盤型の美しい色彩の宇宙船は、その後の宇宙映画にも大きな影響を与えたといわれ、1954年度のアカデミー賞最優秀特殊効果賞を受賞している。

この円盤型の宇宙船をデザインしたのは日系二世のアルバート・ノザキ。ノザキ氏は1912年東京で生まれ、3歳の時に両親とともに米国へ移住。大学で建築を学んでいた彼は卒業後1934年にパラマウント社に入社し視覚効果を担当。第二次大戦中は日系人収容所に入れられたが、戦後パラマウント社に復帰し、宇宙戦争でその才能は誰もが注目するところとなった。

原作にはない火星人の宇宙船を円盤の形にしたことがこの映画のヒットにつながったとも言われるほど、彼のアート・デザイナーとしての評価は高い。『インディペンデンス・デイ』の巨大宇宙船にも大きな影響を与えたとも言われている。

ノザキ氏はこの他にも『地球最後の日』(1951)『十戒』(1956)などの美術を担当している。これほどの仕事をしていたノザキ氏だが残念なことに1963年に目の病気を患い徐序に視力を失なってしまったのだそうだ。しかし、これがアメリカの凄いところだがパラマウントでは彼が引退する1969年まで美術のスーパーバイザーとして仕事を与えていたのだそうだ。ハリウッドの宇宙映画に大きな影響を与えたノザキ氏の描いた宇宙船、S・スピルバーグ作品を見る前にもう一度見てみるというのもおもしろいかもしれません。(こや)

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2005年6月5日のコネタ記事

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