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台風の「暴風域に入る確率」の使い方

「明日の雨の確率は、午前、午後を通して80%以上。傘を持ってお出かけ下さい」
テレビ、ラジオでおなじみの、雨の降る確率。この降水確率予報、1980年に始まったもので、今年でちょうど四半世紀。今ではこの数字を見ずには出掛けられないくらい、生活に欠かせないものになった。

さて、最近、米国ではカトリーナが、日本では台風14号が大暴れ。筆者の家にも台風が近づくというので、早速、気象庁のホームページをチェック。そこに変わった確率予報を発見。降水確率ならぬ「暴風域に入る確率」だ。時間を3時間ごとに区切って、暴風域に入る確率を棒グラフに描いてある。

「暴風域」とは、毎秒25メートル以上の風が吹く範囲。「大型台風の『最大風速』を体験してみた」の記事の通り、ものすごい強風。我が家も60%以上の確率で暴風域に入るらしい。ベランダの鉢植えを何とかしなくちゃ。窓のサッシが痛んでいて、雨もりしないか心配。でも、何%なら安心してもいいのか、ちょっと分からない。気象庁に尋ねてみた。

「暴風域に入るということは、めったにないことなので、10%でもかなり高い確率です。まあそれでも、10%ならまだ身構えなくてもいいでしょう。しかし、野球の3割バッター、4割バッターではありませんが、30%、40%は通常に比べると相当高い確率です。50%以下だから安心、と考えてはいけません」
なるほど。降水確率に比べると、小さな数字でも安心できないみたい。

「ただ、数字そのものよりも、グラフの変化に注目して欲しいのです。棒グラフが長くなってゆく時間帯に暴風域に入り、短くなってゆく時間帯に暴風域から抜ける可能性が高いです。暴風域に入らなくても、風が何時頃に強まり、何時頃に弱まるのかの目安になります。風が強まる前に庭の片づけを済ませるとか、そんな風に使って欲しいと思います」

この確率予報、2年前の6月に始まったばかり。映像化しにくいのが理由だとかで、テレビ、新聞では今のところお目にかからない。筆者の知る限り、気象庁のホームページでしか見られないようだ。果たして降水確率のように、25年後には「生活必需品」になるのか。細かい地域ごとにグラフが発表されるので、台風が近づいたら参考にしてみてね。(R&S)

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