花粉用マスクと風邪用マスク、そのこだわり
「花粉用」着用。やっぱり薄くて軽くてフィット!
花粉症の人にはつらい季節が近づいている。そろそろ街中でマスク姿の人を見かけるようになるんだろうな。
外を出歩くとき、マスクは手放せないアイテム。これから飛ぶように売れるに違いない。
先日、インフルエンザの友人が花粉用のような形のマスクをかけていた。立体で、顔にフィットしていて、中央が縦にとがった見慣れた形。
「それ、花粉症用じゃないの?」「え、でも袋に『かぜ用』って書いてあったよ」
さっそく、風邪用と花粉用マスク、その違いを調査することにした。

友人が使っていた商品はユニチャームの「超立体マスク」。 ほぼ同じに見える形で、「花粉用」と「かぜ用」、2種類発売している。ホームページを見ると、この2種類の違いをこと細かく解説してあり、そのこだわりっぷりがうかがえる。

ユニチャームお客様相談室によると、花粉用と風邪用は、まずカップ部の構造が決定的に違う。花粉用が1層構造なのに対して、風邪用は3層構造。風邪用のほうが分厚く、保湿性に優れている。また、花粉粒子よりも風邪ウィルス粒子の方が小さいらしく、風邪用のほうが細かい粒子もブロックできる。
つまり、風邪用の方がより厳重に外敵をブロックする仕組みなのだ。だが、薄くて通気性に優れる花粉用のほうが、使用感は確実にさわやか。つまり、保湿の「かぜ用」、通気性の「花粉用」といったところか。
さらに、2種類とも希望小売価格は同じ520円だが、花粉用は15枚入り、風邪用は7枚入り、と単価に換算するとかなりの違いが。「花粉用」の方がお得だし、花粉症の人はちゃんと「花粉用」を選ぶんだろうな。

でも、面倒くさがりの私。いちいち使い分けるのもちょっと…花粉症と風邪、どちらも兼用できるマスクがあるとうれしいのですが。
「花粉用は、ウィルスに対しての効果はもともと想定しておりませんので、あえて兼用するとすれば『かぜ用』をお勧めいたします。『かぜ用』は息がこもりやすいですが、改良されて消臭効果がアップしていますので、花粉症の方でも比較的快適にご使用いただけます」 
なるほど。とりあえず『かぜ用』を買っておけば、突然発症した花粉症にも対応できるのだ。
でもより快適さを求めるなら、やっぱりちゃんと使い分けるべき!

花粉用マスクは現代の必須アイテム。正しく選んで天敵・花粉をしっかりブロックしましょう。

(さくら)
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