
速度を測るにはスピードガン……筆者宅にそんなものはないので、GPSの速度測定機能を利用。緩斜面、中斜面、急斜面それぞれで測ってみる。まずは緩斜面。平均的なスキーヤーを探し、同じスピードで滑って測る。スキーを始めて3日目という感じの女性を見つけた。後に付いてGPSを読む。変なおじさんと思われたかも。
続いて中斜面。仲のよさそうな5人組の後に付く。平均するとほぼ27kmという結果で、郊外のスポーツ自転車といい勝負。最後はコブコブの急斜面。難し過ぎて、かえって皆ゆっくり。8kmという結果はジョギングペース。
さて、ここまで平均的なスキーヤーを調べてきたが、飛ばし屋のスキーヤーならどのくらいか。こっちも調べてみた。この場合、人に付いて滑ると危ないので、自分ひとりでできるだけ飛ばしてみることにした。
まずは緩斜面。ほとんど直滑降で行ける。
立木のある斜面を滑降。恐怖心を抑えながら、コントロールできる範囲でスピードを出す。最後は下に誰もいないことを確認して直滑降! 結果やいかに? 71.8km!? スピード違反の自動車並み。一般スキーヤーでも相当なスピードが出ていることが分かった。急斜面でのトライは筆者の実力では無理なのでパス。見た感じ、中斜面以上に飛ばしている人はいなかった。
19日に閉幕したパラリンピック。チェアスキーで滑る選手は、雪面が近いだけにスピード感や恐怖感がずっと大きいのでは。そんなこと、感じました。(R&S)
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