キリスト伝説の村から生まれた「ドラキュラアイス」
(上)これが「ドラキュラ・ザ・プレミアム」 のパッケージ (下)ニンニクを使用したバニラ風味のアイス
先日、ある物産展でこんなモノを見つけた。「成人は1日1個」「お子様は半個まで」という注意書きがなんとも気になる青森発の「ドラキュラ・ザ・プレミアム」というニンニクを使ったアイスだ。

青森の新郷村というところがつくっている「地アイス」のようなのだが、ネーミングもさることながら黒にゴールドでニンニクと十字架をあしらった大胆不敵なパッケージが素敵です。

実際に食べてみたところ、ニンニクフレーバーはまったくせず、とってもおいしいバニラ風味のアイス。ニンニクは無臭パウダー状のものを使っているので、想像していたような強烈なフレーバーはゼロでした。1コ食べるとニンニクを半個食べたのと同じことになるらしく、驚異の滋養強壮アイスなのです! これから梅雨や夏に向けてバテ気味で、食欲のないときなどに食べてもいいかもしれませんね〜。

製造元の財団法人 新郷村ふるさと活性化公社に問い合わせてみたところ、「二日酔のときだけでなく、飲みにいく前に食べるのもおすすめです。これを食べた後なら、3〜4軒はしごしても大丈夫ですよ!(笑)」とのこと。

また、おもしろいのがこの新郷村にはあのキリストが処刑された後、実は生きていてひそかに日本へ渡りこの村に住んでいたという「キリスト伝説」があるらしいのだ。 そのため、村では毎年「キリスト祭」なるものも行われているらしい。これは海外のメディアも取材にくるほどの珍しい儀式なんですってよー。さらに驚いたことにこの村には「キリストの墓」やなぜか「ピラミッド」まであるというのにはビックリ! いや〜不思議ですね〜、ミステリーですね〜。機会があったら観光でぜひ1度行ってみたいものです。

「ドラキュラ・ザ・プレミアム」は1カップ300円。
アイスとしてはちょいお高めだが、朝工場に届いたばかりの生乳と3日以内の生みたての卵、というふうに原材料にもこだわっているのでおいしさには自信アリとのこと。
地元以外では、複数のインターネット通販で詰め合わせセットが販売されているほか、東京・池袋のナンジャタウンなどでも常にベスト5に入る人気商品となっているそうですよー。

ちなみに、この黒いパッケージの「ドラキュラ・ザ・プレミアム」以外にも「ドラキュラ・ザ・クール」というミント味のものもあるらしい。ミントは体温を下げる効果が期待できることから「夏用」で、現在、「冬用」にカラダがポカポカするハバネロなどの成分を入れた「ドラキュラ・ザ・ホット」も企画中とのこと。いつかこの「ドラキュラ3兄弟」をまとめて味わえる日がくるのがとっても楽しみ。あ、でも1日1個しか食べちゃダメなのでまとめてはムリか。(野崎 泉)
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