“黒いユニクロ”が関空と高槻駅に出現
こちらが“黒いユニクロ”JR高槻店。店舗内の「U」のサインボードはアイボリーで、袋にプリントされている「U」はブラック
「『ユニクロ』のシンボルカラーは?」と聞かれたとき、皆さんは何色を思い浮かべるでしょうか? 多くの人の頭の中に「赤」が浮かんだことでしょう。赤と白のロゴで統一、それがユニクロのイメージカラーだ。

でも、そんなイメージとはガラリと異なる“黒いユニクロ”が先月、関西国際空港とJR高槻駅にオープンした。

店内は床も天井も棚も黒に統一され、アイボリー(象牙色・薄クリーム色)に光る大きな「U」のサインボード。これが新しい“黒いユニクロ”だ。

さて、この店舗と従来の店舗、何が違うのだろうか。ユニクロの担当者に話を伺った。まず、この黒い店舗が展開されるのは、空港内、そして駅構内のいわゆる“駅ナカ店舗”。
その人通りの多い中でも人目を引き、カラフルな商品がより鮮やかに映えるように、黒を基調にした店舗デザインになっているそうだ。

また、この2店舗は、小型店舗なので品揃えにも工夫が施されているらしい。JR高槻駅構内の店舗では、季節ごとの主力商品を中心としながら、駅構内を意識したカサやバッグ、一部のインナー、タオルなどの小物類も充実。そして、関空の店舗では、国際空港を意識した、ルームシューズ・キャリーケース等の小物類、浴衣、甚平といった和服・和テイストのプリントTシャツや、ニット、キモウタートルなどが用意されているとか。
たしかに、ユニクロの商品はお手頃な値段の物が多いので、外国へのお土産にはピッタリだ。

現在は関空、高槻駅と大阪に2店舗のみだけど、今後も駅や、空港内に出店していくことを検討中だとか。
ただ、これからオープンしていくすべての店舗が黒になるわけではなく、また、駅ナカ店舗もすべてが黒とは限らないようだ。
「店舗の可能性を追求し、店舗形態の多様化を進めております」ということで、新しいタイプの店舗も期待できるかも。

なお、先ほどから筆者は“黒いユニクロ”と呼んでいるが、名称は通常の店舗と同様に“ユニクロ”だとか。

ちなみに、商品を入れてもらえる袋も、通常の店舗のものとは違い、アイボリーの背景に大きな黒い「U」が描かれたもので、おなじみの赤と白の「UNIQLO」のロゴは右下に小さくプリントしてある(テープも従来の赤と白のもの)。

現在は具体的な次の出店予定はないそうなので、どうしても待ちきれない方は、関空か高槻へ。
当分、“黒いユニクロ”は大阪名物かな。

(もがみ)


関西エアポート店
大阪府泉佐野市泉州空港北1 旅客ターミナルビル3
TEL:0724-55-2862

JR高槻店
大阪府高槻市白梅町1-1 JR高槻駅構内
TEL:072-686-2728