ポ二ーテール、「今」と「昔」
通常時は下の写真。聞いたポイントをもとにやってみた「いまどきポニーテール」風。ヘタくそだが、このくらいの長さでもなんとなくそれっぽい?
ポ二ーテールというと、フィフティーズファッションだったり、青春のシンボルだったり、「振り向かな」かったり、何かと「昔」なイメージが強いが、実はいまもまだまだ健在である。

ただし、同じポニーテールといっても、そのニュアンスは昔のものとはまるで別モノ。

いまどきの若いコたちのポ二ーテールと、往年のソレは結局、どこが違うのか。どうすれば、いまどきに見えるんでしょうか。というわけで、美容師さんにポイントを聞いてみた。

「第一は、前髪ですね。昔は厚めにおろして、まっすぐ切りそろえてましたから。今もあえて昔風に、そうする人はいますけど」
また、髪を結ぶ高さなどは変わらないが、今は昔みたいにきっちりでなく、ラフに結ぶため、襟足が大きく違うという。
「いまの女性はほとんどシャギーが入ってたりするので、髪がちょっと落ちてくる。それに、わざと襟足の毛を残したりもしますよね?」
そうそう! 残した襟足の毛をサイドで分けて、肩の前に流したり、可愛いなぁと思うのだが、やってみるとなんかまったく別のもんになるんだよ(怒)!
「残し方の分量、バランスですよ。若い子はうまいから」
部分的にひっかかる物言いだが、それはさておき。

さらに、ポ二ーテールを含め、いまどきのまとめ髪のポイントについて、別の美容師さんは「ピンづかい」を挙げた。
「昔はピンを見せないように使っていたけど、いまはピンもひとつの『飾り』として、多用します。逆に言うと、昔より髪の短いひとでも、ピンで上手に固定して、ポ二ーテール風ができたりするんですよ」
いずれにしろ、昔に比べ、今の若い女の子たちは、自分の髪をいじるのが上手になっているようだ。


髪形に凝るといえば、「前髪命」なことになっていた80年代とかとは、凝り方の方向性がまるで違うのかも。
(田幸和歌子)
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