『夢をかなえる生徒手帳』で充実した1年+αを
夢実現計画の項には「夢をかなえたら…」といった「達成したら行いたいこと」を書き込む欄も
2月も半ばに差し掛かり、そろそろ今年度も終わりに近づいてきた。この時期になると店頭には、新年度・新学期準備のための「手帳」がたくさん並び始める。

ところで、手帳とは言うまでもなく、予定を整理して書き込むことができ、世代に関係なく多くの人々が利用する優れものだが、初めて持った手帳は中学生のときの「生徒手帳」だという人が多いのではないだろうか? 中学1年生のとき、自分の写真が貼られた手帳をもらってうれしかったという想い出を持っている人も多いはず。そして、予定をメモるという“大人の習慣”を身につけられたのも、この生徒手帳のお陰だった人もいるのではないだろうか。

大概の生徒手帳は、校則・校歌・生徒会則などが書いてあったり、簡単なメモや時間割がついている程度のものが多いが、学校によっては、とても便利で充実した内容のものもあるようだ。

そんな中、出版社の目にとまり、市販化?! されている生徒手帳がある。京都の中高一貫校、私立東山学園中学校・高等学校の『夢をかなえる生徒手帳』だ。

東山学園の生徒が持ち歩いている青い手帳「Blue Globe Note」は、夢を叶えるための生徒手帳。
同学園の福地信也副校長が考案したもので、生徒が自分の具体的な夢を書き込む欄やその夢の実現するまでの計画を書き込む「目標達成・Step up計画」などのページが設けられていたり、イチロー選手の小学生時代の作文などが掲載されていたりもする。

この「夢をかなえる」という理念に注目した出版社「きこ書房」が、同学園に働きかけ、悩めるすべての中高生に使ってもらえるよう市販化したわけだ。

市販版の『夢をかなえる生徒手帳』は、オリジナルを一回り大きいサイズ(縦18.4cm、横12.7cm、240ページ)にし、同学園の校歌や校内生活心得を割愛したもので、その他の内容やデザインは、オリジナルとほぼ同じだそうだ。

「京大合格!」や「ハワイに別荘」など、自分の夢とその目標達成計画を書く欄がついている他、普通の手帳と同様に毎日の予定が整理してたっぷり書き込める欄がついている。また、毎月テーマ別に、米国のナポレオン・ヒル哲学博士の成功哲学を中心に分かりやすく、エジソンやライト兄弟などの話や格言も交えてエッセイ風にアドバイスが盛り込まれていて、大きな夢に向かって、少しずつ実現していくように導いてくれるようになっている。さらには、作文の代わりに、イチロー選手や中村俊輔選手のエピソードも盛り込まれている。
更に、自分の10年間のビジョンを描ける10年カレンダー付きだ。

子どもや中高生が、手帳をつけるという習慣を身につけたり、夢の実現のために目標を持って生きていくことを学ぶのにはもちろん、大学生や社会人の方でも、夢を書き込み、日々確かめることで、夢多き頃の気持ちに戻り、モチベーションを持ち続け、夢に近づく年にするためにぴったりの手帳なわけだ。
(もがみ)

『夢をかなえる生徒手帳2007*きこ書房サイト内
「きこ書房」HP