味も見た目もチョコレート! 「キャロブ」って知ってる?
味も見た目もやっぱりチョコレート
「キャロブ」というものをご存知だろうか。先日輸入食材店をぶらぶらしていたら、お菓子コーナーに「キャロブ」の文字が躍っていた。
なんだろうと思って見ると、それはどう見てもチョコレートバー。でも「チョコレートの代用品」と書いてある。なんでもチョコレートよりも栄養価が高くカロリーの低いヘルシー食材だとか。

気になったのでさっそくトライ。チョコレートバーのような外見で、味もオレンジとか、マカダミアナッツ入りとか、いろいろあったので、いくつか買ってみた。値段は200円台後半で、やや高めか。
食べてみると、やはり味はチョコレートと何も変わらない。食感も口の中での解けた感じもチョコレート。これを食べ分けられる人はいないんじゃないかな、と思うくらい全く違いが分からない。私の味覚もそんなに狂いはないはずだが……。パッケージ裏の説明を読むと、キャロブは日本では「いなご豆」というマメ科の植物から作られているものらしい。原材料にカカオなどはなく、やはりチョコレートではないことが分かる。


インターネットで調べてみると、キャロブ商品がいろいろ見つかったが、一番多いのは「キャロブパウダー」。いなご豆のさやを乾燥させ、煎り、粉末にした物がお菓子の材料として販売されていたりする。これはチョコレート味のお菓子を作るときにココアパウダーの代わりとして使うようだ。主に、健康食品として取り扱われている。キャロブ菓子の特徴としては、

・食物繊維、鉄分、カルシウム、ビタミン等が多く含まれて栄養価が高い
・カフェイン等の刺激物質が含まれない
・キャロブに初めから甘みがある為、糖分をあまり使わなくても良い

など。栄養価が高く、カフェインがない、ということで子供に食べさせるには絶好の商品かもしれない。
糖分が控えめなので、カロリーもチョコレートより低くなるようだ。なるほど、ここまでチョコレートにそっくりの食材なら、健康食品としてこれから人気が出るかもしれない。牛乳を低脂肪乳に変えたり、ビールを発泡酒に変えるよりも、抵抗はないと思われる。それにココアパウダーよりも安いのもポイント。来るか、キャロブブーム!?

パウダーのほか、キャロブを使ったケーキやも販売されているようなので、みなさんもぜひお試しを。バレンタインもキャロブを贈る、なんて時代も来るかもしれませんね。

(さくら)