中国の自動運転企業「文遠知行(WeRide、ウィーライド)」は7月28日、自動運転タクシー(ロボタクシー)事業でサウジアラビア初の自動運転ライセンスを取得し、6カ国(サウジアラビア、中国、アラブ首長国連邦、シンガポール、フランス、米国)の自動運転ライセンスを保有する世界唯一のテクノロジー企業になったと発表した。

ウィーライドは今後、サウジアラビア全土でロボタクシーサービスを展開することが可能になる。

まずは米配車大手のUber Technologies(ウーバー・テクノロジーズ)や現地パートナーのAiDriverと協力し、首都リヤドで試験運営を開始。年内にはリヤドで商用サービスを始める計画となっている。

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同社は中東地域での事業展開を加速している。アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビでロボタクシーの走行試験を開始しているほか、年内にはドバイでも走行試験を開始し、2026年1~3月期に完全無人による商用運行を開始する予定だという。

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(36Kr Japan編集部)

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