
中国LiDAR大手の「速騰聚創(RoboSense、ロボセンス)」がこのほど、2025年4~6月期決算を発表した。売上高は前年同期比24.4%増の4億5500万元(約96億円)、純損益は5100万元(約11億円)の赤字となったが、赤字幅は大幅に縮小した。
同社は技術的優位性と量産体制を武器に、車載向け、ロボタクシー向け、ロボット向けのLiDARを手がけている。4~6月期はロボット向けの出荷台数が前年同期比631.9%増、前期比189.1%増3万4400台と爆発的に増加した。売上高は1億5000万元(約32億円)となった。
芝刈りロボット分野では、複数の世界大手と独占供給契約を結んでいる。無人配送ロボット分野では、米国の開発企業COCO Roboticsやフードデリバリー大手2社、中国フードデリバリー大手の美団(Meituan)に加え開発企業の新石器(Neolix)や白犀牛(WHITE RHINO)などと長期的なパートナーシップを築いている。また、人型ロボット分野では、宇樹科技(Unitree Robotics)や越疆科技(Dobot Robotics)ははじめ世界20社以上と提携している。
2025年10~12月期から26年1~3月期にかけて、ロボット向け製品の納品ピークを迎える見込みだという。
*1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)