悪天候の影響で36ホール短縮競技となった大会は、トータル15アンダーまで伸ばした稲見萌寧が2位以下に6打差をつけ完勝。これで今季6勝目、2021年では12試合で5勝目となった。
稲見は初日に1ラウンド(18ホール)のツアー歴代最多となる13バーディをマーク。さらに、この11アンダーでトーナメントコースレコードを塗り替えたうえ、12年の「サントリーレディス」でキム・ヒョージュ(韓国、当時アマチュア)が打ち立てたパー72の18ホール最少ストロークタイにも並んだ。まさに記録的なロケットスタートを決めた。
最終日も4バーディ・ノーボギーの「68」と安定感を発揮。「初日に貯金を作れたので心の余裕は大きかった。ノーボギーで上がりたい、と思って回り切った。
もともとアイアンショットは一級品。しかし、これまでのショットとパットに割く練習の比率が「9:1(でショット)」だったのであれば、今年は「8:2」とグリーン上への考え方も変わったという。さらに奥嶋コーチは「パターのモノ自体もいい」と話していたが、それがテーラーメイドの『トラスTB1』。
【稲見萌寧の優勝ギア】
1W:キャロウェイ マーベリックサブゼロ(10.5°The ATTAS 5 / S)
3、5W:スリクソンZX(15,18° The ATTAS 11 5 / S)
4、5U:ブリヂストン TOUR B JGR(22、26°ATTAS MB-HY 65 / S)
5I~PW:テーラーメイド P770(NS.PRO 950 GH neo / R)
A、SW:タイトリスト ボーケイSM8(52,58°N S . PRO 950 GH / R)
PT:テーラーメイド トラスTB1 トラスヒールパター
BALL:ブリヂストン TOUR B XS