ファミリーマート、2024年度中に希望加盟店へ「ファミマ・ワーク・システム」を導入 シフト作成やワークスケジュールの自動作成等を実施
ファミリーマートは、店舗業務における生産性向上および業務効率化の取り組みとして、ストアスタッフの勤務シフトやワークスケジュールを自動作成する「ファミマ・ワーク・システム」を順次導入を開始し、2024年度中に希望する加盟店全店へ導入すると発表した。

ファミリーマート、2024年度中に希望加盟店へ「ファミマ・ワ...の画像はこちら >>

■実証実験ではシフト作成で約60分、ワークスケジュール作成で約120分の削減効果

今回導入する同システムは、シフト作成機能と個店の売上や客数に応じたワークスケジュールを自動作成する機能を持ったシステム。

現状のシフト作成では、手書きのメモや個人のSNSなどを使用してシフト希望日の提出を行っており、ストアスタッフと店長の双方に確認や調整時間が発生していたという。


また、ワークスケジュールの作成では、定時業務や随時業務など店舗運営に関する業務一覧を作成・運用しており、売上や客数の変化、納品時間の変更に応じて都度作成し直す必要があったとのことだ。

実証実験として導入した店舗では、シフト作成において平均約60分、ワークスケジュール作成では平均約120分の業務削減に加え、ストアスタッフの各時間帯における作業が明確となり、待機時間が減少し売場づくりなど他の作業に割り当てたことで、生産性の向上に繋がったとしている。

■店長業務のサポートと店舗人員の最適化および業務効率化に繋げ、店舗運営力の向上を促進

同システムでは、ストアスタッフ自身のスマートフォンから専用のアプリを通じて希望シフトの提出や確定したシフトの確認のほか、メッセージ機能を活用し、シフト調整など店長とストアスタッフが直接連絡を取ることが可能。

また、シフトに欠員が発生した際、他のストアスタッフに対し一斉に募集連絡を行うことで欠員を自店舗のストアスタッフで補うことに繋げ、外部の募集媒体の使用を減らし募集コストの低減にも繋げられるという。

作成されたシフトに基づき、個店の売上・客数・店舗設備などを反映したワークスケジュールが自動で作成。作成されたワークスケジュールは、売場づくりや接客、清掃業務など個店の状況に応じた作業の追加・変更が可能とのことだ。

さらに、2月に全店舗への導入が完了した店舗業務支援システムと相互活用することで、ストアスタッフが勤務中携帯するスマートフォン型端末への作業通知や完了報告ができ、未実施作業を防ぐとともに店長業務のサポートと店舗運営力の向上にも繋げていくとしている。


ファミリーマート、2024年度中に希望加盟店へ「ファミマ・ワーク・システム」を導入 シフト作成やワークスケジュールの自動作成等を実施
使用イメージ

■「ファミマ・ワーク・システム」の主な機能

・専用アプリから提出された希望シフトに基づくシフト作成、確定シフトの確認