
同調査では日頃の体調管理についてヒアリングし、点数別にグルーピング。
なお体調マネジメント力とは、R-1が定義した「自分の体調を自分でマネジメントする力」としている。
「体調マネジメント力チェック」シート
■体調マネジメント力が高い人と低い人のギャップについて調査
●“シゴデキ”の新常識?仕事やプライベートを左右する、「体調マネジメント力」。体調マネ力の高い人は、仕事が「好き」&「前向き」&「成功」かつプライベートも「充実」「体調マネジメント力」が仕事やプライベートにどのような影響を与えるかを分析したところ、体調マネジメント力が高い人は仕事においてやりがいを感じ積極的に取り組み、目標を達成している人が多いことがわかった。
「仕事が好きである」と答えたのは、体調マネジメント力「高」の人は63.6%、「低」の人は32.4%。「仕事に前向きに取り組めている」のは、体調マネジメント力「高」の人は76.2%、「低」の人は38.8%と、ともに倍近い開きが見られた。
同様に、「仕事の目標を達成し続けられているか」と聞くと、体調マネジメント力「高」の人は67.9%、「低」の人は33.3%となり、こちらは倍以上の差に。

仕事と同様プライベートにおいても、体調マネジメント力が高い人はプライベートの充実度が高いと同社は考察している。

仕事における人間関係について上司がいる1,835人に聞いたところ、体調マネジメント力「高」の人は、7割以上が「上司と良好な関係を築けている」と感じ(75.9%:低50.9%/25.0ポイント差)、「上司から信頼されている」(72.5%:低45.5%/27.0ポイント差)と、上司からの信頼をしっかりと実感している結果に。

この結果に同社は、「体調管理職」と言っても過言ではないとし、体調マネジメント力が高い人は、オンオフ問わず良好な人間関係が構築できていると考察している。

体調マネジメント力別に世帯年収を比較すると、体調マネジメント力「高」531.0万円、「低」429.6万円となり、101.4万円の差があることも判明。

体調マネジメント力と「タイムマネジメント」の関係についても調査。
自分のタイムマネジメントについて聞くと、全体の57.0%は「問題なくできている」と回答しているが、体調マネジメント力「高」の人では76.0%と、タイムマネジメントができていると自覚する人の割合が一層高くなっている。

【体調管理での悩みについて調査】
自身の体調管理で悩んでいることを聞くと、「体調管理に気を付けたいが、何からはじめたら良いのかわからない」と答えた人が約6割を占める結果に。
ビジネスパーソンの7割が「体調を崩していても、隠して勤務したことがある」と回答しており、特に30代は体調不良を隠して勤務した経験がある人が77%を超え、その中でも女性は8割以上が経験しているなど「仮面元気ワーカー」が多くいることがわかった。
ビジネスパーソンの多くが、忙しくて体調管理にまで手が回らず、体調が悪くても周りを気にして仕事をしてしまっているようだと同社は考察している。

新型コロナにより広まったリモートワークだが、現在のワークスタイルを聞くと、4分の1のビジネスパーソンが「リモートワークにて勤務」と回答。
現在リモートワークをしている493人にリモートワーク化による体調の変化を聞くと、「仕事のやる気が出ないと感じることが増えた」38.9%、「仕事とプライベートのメリハリをつけるのが難しくなり、自分の体調と向き合う機会が減った」38.1%、「体調を崩していても仕事をしてしまうことが増えた」36.9%など、4割程度がリモートワーク化により体調の変化を感じている結果に。
特に20代は、リモートワーク化により不調を感じる割合が他の世代よりも高く、5割を超えている。

回答者に時間をかけずにできる独自の体調管理術を調査。
その結果、「階段を使う、帰りは一駅分歩く」(男性27歳)、「乳酸菌を取り入れる」(女性55歳)、「よく寝る」(男性26歳)など、食事、運動、睡眠の基本的な生活リズムを整える方法が数多く寄せられた。

【調査概要】
調査期間:2024年4月26日~4月28日
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国の20代~60代の有職男女2,000人
調査委託先:マクロミル
※構成比(%)は小数第2位以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合あり。
<参考>
明治『20代~60代のビジネスパーソン男女2,000人に聞く、体調管理実態調査』