JFEエンジニアリング、東京大学および15企業と次世代エネルギーインフラ材料の共同研究開始
JFEエンジニアリングは、東京大学および民間企業15者とともに、社会連携講座「未来エネルギーインフラ材料高度信頼性探求拠点(MEIT)」を設置し、共同研究を開始した。

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JFEエンジニアリング、東京大学および15企業と次世代エネルギーインフラ材料の共同研究開始同講座は、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、水素・アンモニア・CO₂といった次世代エネルギーの貯蔵・輸送に関するインフラ材料の信頼性を科学的に解明し、標準化を目指すものであるという。
MEITは東京大学大学院工学系研究科に設置され、設置期間は2025年5月1日から2030年4月30日までの5年間としている。

共同研究には、JFEエンジニアリングのほか、IHIプラント、INPEX、ENEOS Xplora、カナデビア、川崎重工業、神戸製鋼所、JFEスチール、JERA、東京ガスネットワーク、名村造船所、日鉄エンジニアリング、日鉄パイプライン&エンジニアリング、日本製鉄、日本海事協会、三菱重工業が参画しており、神戸製鋼所、JFEスチール、日本製鉄、日本海事協会の4者が幹事機関として講座運営の中核を担うという。

研究テーマは、大型液化アンモニアタンクやCO₂タンクに関する破壊評価技術、CCS用高圧CO₂導管の破壊防止基準の策定、液化水素タンク向け次世代材料の評価技術の開発など、多岐にわたる。これにより、インフラ構築の長期的な安全性とコスト最適化の両立、さらに国際標準化の推進を目指すとしている。

同講座ではまた、共同研究成果に基づく特許出願や、東京大学の学生と企業研究者との交流促進を通じて、次世代人材の育成も進めるとのことだ。
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