免許無し社会人、約4割が「学生のうちに取るべきだった」と後悔 「学生の方が時間を確保しやすい」の声多数
サクラスは、学生のときに免許を取らなかった人を対象に、「免許を取らなかった人の“後悔”」に関する調査を実施し、結果を公表した。

■学生のときに取らなかった理由第1位は「費用が高かったから」

はじめに、「学生のときに免許を取らなかった理由」について尋ねたところ、「費用が高かったから」と回答した人が最も多く38.8%、次いで「時間がなかったから」34.9%、「必要性を感じなかったから」27.8%となった。

上位に挙がった回答は、いずれも「学生生活における制約」に関わるものであり、経済的な事情や学業・課外活動の多忙さが免許取得の妨げになっていたことがわかる。


また、「必要性を感じなかったから」という回答も3割近くにのぼり、学生生活において「運転する理由」が見つけにくかった様子もうかがえたとしている。

では、社会人になってから免許を持っていないことに対して、どの程度の後悔があるのか。「社会人になってから免許がなくて後悔したことはあるか」と尋ねたところ、約4割の人が「とてもある(20.2%)」「ややある(23.6%)」と回答。

また、「まったくない」と回答した人も約3割おり、免許の必要性は個人のライフスタイルや居住地域によって異なることが示される結果となった。

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【左】学生のときに免許を取らなかった理由
【右】社会人になってから免許がなくて後悔したことはあるか

■半数以上が「社会人になってから免許を取得」!しかしながら行動に移せていない方もいることが判明

続いて、社会人になってから免許取得の意識の変化について調査。

「社会人になってから免許を取ろうと思ったことはあるか」と尋ねたところ、すでに免許を取得、教習所に通っている、あるいは免許取得の計画を立てている人が約7割いる一方で、思っていても行動に移していない人も少数いる結果に。

また、「思ったことはない」と回答した人も一定数おり、「免許がないままでも生活できる」という選択もあることが示されている。

前の質問で「思ったことがあるが、行動には移していない」「思ったことはない」と回答した人に「免許を取ろうと行動していない理由」を尋ねたところ、「必要ないと思うからが49.7%で半数近くを占め、次いで「モチベーションが続かないから」「忙しくて教習所に通う時間がないから」と続く。

この結果から同社は、「後悔や必要性は感じるが、それでも優先度が低い」といった様子がうかがえたほか、モチベーションの継続が難しかったり免許取得に費やす時間が確保できなかったりといった理由もあることがわかったとしている。

免許無し社会人、約4割が「学生のうちに取るべきだった」と後悔 「学生の方が時間を確保しやすい」の声多数
【左】社会人になってから免許を取ろうと思ったことはあるか
【右】免許を取ろうと行動していない理由

■約4割が学生のときに免許をとっておけばよかったと思っている

「学生のときに免許を取っておけばよかったと思うか」と尋ねたところ、約4割の人が「とてもそう思う(17.1%)」「ややそう思う(22.3%)」と回答。

また、「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答した人に、「学生のときに免許を取っておけばよかったと思う理由」について尋ねたところ、「学生の方がまとまった時間を確保しやすいから」が55.3%で最多。

次いで「就職活動や仕事で免許が必要になったから(30.5%)」「社会人になると定期的に教習所に通うのが難しくなるから(25.1%)」と続く。時間的な自由度の高さや就職活動や仕事での免許の必要性などが、学生時代の取得を推す大きな理由となっているようだと同社は考察している。


免許無し社会人、約4割が「学生のうちに取るべきだった」と後悔 「学生の方が時間を確保しやすい」の声多数
【左】学生のときに免許を取っておけばよかったと思うか
【右】学生のときに免許を取っておけばよかったと思う理由【調査概要】
調査期間:2025年4月11日~2025年4月12日
調査方法:PRIZMAによるインターネット調査
調査人数:1,001人
調査対象:調査回答時に学生のときに免許を取らなかったと回答したモニター
調査元:サクラス
モニター提供元:PRIZMAリサーチ

<参考>
サクラス『「免許を取らなかった人の“後悔”」に関する調査
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