夏のレジャー、「近場・屋内派」が7割超に 重視ポイントは「暑さ対策・コスパ・混雑回避」など
タイトーは、「今年(2025年)の夏のおでかけ・レジャー」に関するアンケートを実施し、結果を公表した。

■今年の夏の外出に掛ける費用「例年より費用を減らしたい」層が3割 「例年と同じ」が過半数と全体的に慎重な消費傾向に

今年の夏の外出に関する費用について聞いたところ、「例年と同じ」が過半数を占める(53.4%)一方で、「費用を減らしたい」層が3割(33.4%)を超えており、全体としては慎重な消費傾向に。

「費用を減らしたい」割合と「費用を増やしたい」(13.2%)割合を比べると約2.5倍の差となっており、慎重な消費傾向には、物価上昇や光熱費・食費の高騰などが影響していると同社は推測している。


また、年代別で見ると、10代では約4人に1人が「費用を増やしたい」(26.0%)と回答し、支出意欲が高いなかで、40代・50代では「費用を増やしたい」(7.0%)が19ポイント下がっており、年代が上がるごとに慎重になっている傾向が見られた。

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今年の夏の外出について、例年に比べて費用に変化はあるか

■今年の夏の外出・レジャーについて「近場で過ごしたい」が約7割という結果に

今年の夏の外出について「できるだけ近場で過ごしたい」と回答した人は全体の約7割(69.8%)を占め、多くの人が遠出するよりも近場の外出やレジャーを検討しているという結果に。

また、各年代でも「できるだけ近場で過ごしたい」が多数派であり、30代以降では、近場を選ぶ割合がより多く、遠出や宿泊を伴う旅行よりも日帰りや近所への外出をより検討していることがわかった。

夏のレジャー、「近場・屋内派」が7割超に 重視ポイントは「暑さ対策・コスパ・混雑回避」など
今年の夏の外出について、できるだけ近場で過ごしたいか、遠出したいか(右図は年代別)

■今年の夏の外出・レジャーについて「屋内で遊びたい」が7割以上に

今年の夏のお出かけについて「屋内で快適に遊びたい」(71.8%)と回答した割合が7割以上と「屋外でアクティブに遊びたい」を上回る結果に。

年代別では、30代以降では「屋内」が7割を超えており、屋内レジャーの人気を示すとともに、熱中症リスクなどを考慮して屋外レジャーを控えている可能性がうかがえた。

夏のレジャー、「近場・屋内派」が7割超に 重視ポイントは「暑さ対策・コスパ・混雑回避」など
今年の夏のお出かけについて屋内で遊びたいか、屋外で遊びたいか(右図は年代別)

■夏の外出について、2年連続で「近場で過ごしたい」「屋内で遊びたい」が約7割

夏の外出について、昨年の結果と比較したところ、2024年・2025年ともに「近場で過ごしたい」「屋内で遊びたい」という人が約7割となり、昨年に引き続き、近場や屋内のレジャーのニーズが高まっている傾向に。

夏のレジャー、「近場・屋内派」が7割超に 重視ポイントは「暑さ対策・コスパ・混雑回避」など
夏の外出について、近場で過ごしたいか、遠出したいか【左】、
屋内で遊びたいか、屋外で遊びたいか【右】

■夏の外出・レジャーで重視するポイント1位「涼しさ・暑さ対策」、2位「値段・コスパの良さ」、3位「混雑回避」

夏の外出・レジャーについて、どの点を重視するか、という質問について「涼しさ・暑さ対策」が56.6%と最も高い結果となった。

2位以降では「値段・コスパの良さ」(33.4%)、3位には「混雑回避」(32.8%)が続いている。お盆の帰省ラッシュや観光地の混雑よりも「暑さ」や「物価高」への対策意識が高いことがうかがえた。

夏のレジャー、「近場・屋内派」が7割超に 重視ポイントは「暑さ対策・コスパ・混雑回避」など
夏の外出・レジャーについて、どの点を重視するか

■今年の夏の外出で工夫・意識していることは「暑さ・熱中症対策」「屋内・室内で過ごす」「節約・支出抑制」など 最も多かった「暑さ対策」は「対策グッズの準備」や「旅行の時期をずらす」など

続いて、今年の夏の外出・レジャーで「例年と違う」工夫や意識していることを自由記述にて質問。下記のような回答が寄せられた。

<暑さ・熱中症対策>
・熱中症対策のグッズを増やした。また、車のエアコンをケチらずに使用すること。
(宮城県、10代女性)
・ハンディファンを多く持っていった。(京都府、10代女性)
・熱中症対策で氷入り水筒を2本多めに持っていく。(東京都、30代女性)

<屋内・室内で過ごす>
・熱中症対策で屋内のレジャー施設に行く(大阪府、10代男性)
・近場で室内で遊べる場所に行く(長野県、20代女性)
・なるべく屋内で過ごしたいと思う(埼玉県、20代女性)

<節約・支出抑制>
・物価高騰の観点から支出削減・コントロールしたい。(福岡県、10代男性)
・コストカット。(東京都、30代女性)
・インフレのため出費をなくす。(神奈川県、40代男性)

<混雑回避>
・レンタカーを利用して、少し遠出をして、混雑地域から離れる。(茨城県、40代男性)
・混雑回避で日程をずらす。(広島県、40代女性)
・夏休みは旅費が高いので休みを外して旅行しようと思い、夏休み中は近場で過ごす予定です。(千葉県、40代女性)

<日中の行動回避>
・普段は1泊のみですが、2泊することに加え、夜行バスを利用します。(栃木県、10代女性)
・夜行バスを使う。(岐阜県、20代男性)
・暑さ対策のために早朝に出発する。(埼玉県、20代男性)

【調査概要】
調査期間:2025年7月18日~7月19日
調査対象:10代~50代の男女
回答者数:500名
調査方法:外部調査会社のアンケートモニターを使用

<参考>
タイトー『今年(2025年)の夏のお出かけ・レジャーに関するアンケート
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