三菱HCキャピタルとローソン、蓄電池遠隔制御で太陽光活用最大化 50店舗でCO2排出削減と需給調整へ
三菱HCキャピタルは、グループ会社のMHCリニューアブルネットワークス、MCリテールエナジー、ローソンと共同で、ローソン店舗に設置する分散型蓄電池を活用し、太陽光発電設備の活用最大化とCO2排出量削減を図る新ソリューションを開始すると発表した。

同ソリューションでは、蓄電池を初期費用および運用費用なしで店舗に設置し、MCリテールエナジーが遠隔制御を行う。
これにより、店舗で発電された太陽光電力を充放電して再生可能エネルギーの利用率を高めるとともに、太陽光発電設備を設置できない店舗への電力融通も行う。さらに、需給調整市場や容量市場での取引を通じ、電力需給バランスの調整にも寄与するという。

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スキーム図第一弾として、2026年3月までに約50店舗へ蓄電池を設置し、店舗群エネルギーマネジメントを実施する。検証結果を踏まえ、設置店舗数の拡大も検討するとのことだ。

三菱HCキャピタルは中期経営計画で「脱炭素ソリューション」を重要テーマに掲げており、太陽光発電普及やCO2排出量削減につながるサービス開発を推進中。ローソンも環境ビジョン「Lawson Blue Challenge 2050 !」に基づき、2030年に1店舗あたりのCO2排出量を2013年比50%削減、2050年に100%削減を目指している。
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