
対象となったのは、東京都清瀬市にある同研究所の実験棟で進行中のOL3新築計画第2期部分であり、基礎および地中梁の主筋部に、東京鉄鋼が製造したCO₂削減鉄筋「タンカロン」が使用された。
OL3 第2期部分(手前の棟)同鉄筋は、東京鉄鋼の環境リサイクル事業において、廃プラスチックを炭化処理し粉体カーボン化する独自の技術により創出されたCO₂削減量を、鉄筋製造時の排出分にオフセットとして適用することで、実質的に製造時のCO₂排出量をゼロとする仕組み。加えて、生成された粉体カーボンは製造時の燃料としても活用されており、循環型の資源利用に寄与している。