3月25日(水)深夜、テレビ東京のプロデューサー・佐久間宣行がパーソナリティを務めるラジオ番組「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送・毎週水曜27時~28時30分)が放送。新型コロナウイルスの影響で、おおむね1年延期された「東京2020オリンピック・パラリンピック」について、テレビ局が抱えている対応について語った。

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五輪延期のニュースに「残念」と心境を述べつつ、「今は身の安全が大事。不要不急の外出を今週は避けましょう」と呼びかけた佐久間。大会の延期について、テレビ局では放送枠の調整に追われていると、影響を語った。

テレ東・佐久間P、五輪延期によるテレビ局の影響を語る「枠がどうなるんだ問題」

「オリンピックが延期しましたが、テレビマン的にもとんでもない出来事なんです。放送を予定していた枠が、どうなるんだ問題。テレビ東京では、世界卓球とかテニスの全仏オープンとかを放送しているんですが、延期もしくは未定となっているので、休止だと思っていた『ゴッドタン』が急にやることになり……。オリンピックとなると、影響はもっとすごい。

3か月前までは、笑いながら『今年の夏は(オリンピックの開催中は)暇ですね~』みたいなスタンスでいたけど、延期になった放送枠を、『放送する? 放送しますよね?』、『普通のペースで収録したら間に合わないな……』という問題があります。だから番組では、普通のトーク回が増えていくと思います。

テレビ局、ラジオ局でも感染予防の徹底をするようになっています。テレビ東京ではサーモカメラが入って、体温チェックをして入館するようになり、ニッポン放送では、生放送のスタジオがあるフロアには、パーソナリティと番組スタッフ以外は入れないようになって、消毒液と体温計が置いてあります。これは、誰が大変で、誰が大変じゃないということではないですから。

我々も気をつけますけど、これはみんなで乗り越えていくしかないですからね」

大会のために空けていた放送枠をどうするか、簡単に埋められるものではないので対応に焦っていると語った佐久間。

テレ東・佐久間P、五輪延期によるテレビ局の影響を語る「枠がどうなるんだ問題」

深刻な状況は続くが、「でも、こういう話ばかりしていたらあれなので」と切り出し、「みなさんは聞きましたか? 僕は見つけましたよ、ネットニュースで!」と、キアヌ・リーブスが映画『ゴーストライダー』で演じるかもしれないという“噂”を目にした、とうれしそうに報告した。

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