【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第1023回】
※写真は、フェスティバルアンバサダーの橋本愛 (C)TIFF2021
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。
34回目となるアジア最大の映画祭、東京国際映画祭。今年、2021年よりメイン会場が六本木から日比谷・銀座・有楽町エリアへと移転。コロナ禍でありながらも、映画館でのフィジカル上映を基本としたスタイルで実施されました。
イザベル・ユペールをコンペティション部門審査委員長に迎えた本年、東京グランプリ/東京都知事賞に輝いたのは、コソボの女性監督カルトリナ・クラスニチによる『ヴェラは海の夢を見る』。
そして観客賞は、松居大悟監督の『ちょっと思い出しただけ』が受賞。多様性あふれる作品が集結し、映画界に新たな息吹をもたらしました。
そこで今回は、八雲ふみねならではの視点で「第34回東京国際映画祭」を振り返ります。

ニッポン放送「Tokyo cinema cloud X」
街ぐるみで映画祭を盛り上げる!
日比谷・銀座・有楽町に移ったことで、“街歩き”をしながら映画祭ムードを楽しむことができるようになった東京国際映画祭。
JR有楽町駅前広場では、東京国際映画祭の特設ブースが展開され、大型ビジョンでの映像放映やSNS映えするポスターボードも掲出。オリジナルグッズの販売も行われました。