「駅弁」食べ歩き20年・5000個の放送作家・ライター望月が、自分の足で現地へ足を運びながら名作・新作合わせて、「いま味わうべき駅弁」をご紹介します。
季節弁当 なつ
夏のお出かけシーズン真っ只中。

E257系電車・特急「踊り子」、伊豆急行線・伊豆稲取~今井浜海岸間
東京からの特急「踊り子」号が、夏の日差しを浴びて、東伊豆の海岸線を南へと下ります。夏の鉄道旅は、海や山をはじめ、自然のなかを走り抜ける列車に乗っていくのが楽しいもの。たとえ、暑さは厳しくても、元気いっぱいの太陽と自然のパワーを感じることができれば、乗っているだけでも、元気な気持ちになれますね。もしも家族で出かければ、それはきっと忘れられない夏の思い出になることでしょう。

季節弁当 なつ
そんな夏の鉄道旅のお供には、やっぱり夏限定の駅弁を選びたいもの。東京駅をはじめ、東京・上野・新宿・大宮などの駅弁販売駅で販売されている夏限定駅弁と言えば、日本ばし大増が製造する「季節弁当 なつ」(1500円)です。涼を誘う寒色系のパッケージには、ひまわりの花をはじめ、夏らしいデザインが施されています。普段あまり駅弁を手にしない方でも、陳列棚から選びやすいように、中身の写真も入ったいまどきのパッケージです。
季節弁当 なつ
【おしながき】
・あさりと生姜の味噌煮
・キャベツ炒め
・鶏唐揚南蛮黒酢たれ和え
・野菜マリネ
・海老生姜揚げ
・もろこし真丈揚
・ハスキンピラ
・パプリカ揚げ
・江戸うま煮(茄子 南瓜 がんも 人参 生麩)
・鰻牛蒡ごはん 錦糸玉子 おぼろ 枝豆
・白玉ずんだ餅

季節弁当 なつ
鰻牛蒡ごはんをメインに、生姜やにんにく、黒酢をはじめとした元気が出る食材が使われたり、食欲をそそる調味が施されていて、夏の弁当らしさを感じさせてくれます。

E257系電車・特急「わかしお」、外房線・安房天津~安房鴨川間
青空にもくもくと湧き上がる入道雲や青々とした田んぼも、夏の鉄道ならではの風景です。東京から2時間も列車に揺られれば、都会にはまずない、のどかな空気が感じられます。帰省の時期、人と会うことは、感染症のリスクにもなりますが、心の健康の源にもなります。豊かな自然の風をいっぱいに感じて、2022年の夏を存分に楽しみたいものです。
- ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」
- E257系電車・特急「踊り子」、伊豆急行線・伊豆稲取~今井浜海岸間
- 季節弁当 なつ
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- E257系電車・特急「わかしお」、外房線・安房天津~安房鴨川間
連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/