キャスターの辛坊治郎が12月27日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。ロシアの空軍基地が、ウクライナから飛来したとみられるドローン(無人機)による攻撃を相次いで受けたことについて、「警備・警戒を強化している防空網を再び突破されたということ。

これは軍事的には非常に大きなニュースだ」と指摘した。

ロシア空軍基地に相次ぐドローン攻撃 「再びの防空網突破。軍事...の画像はこちら >>

ロシア・モスクワ、ジャギレボ空軍基地、エンゲリス空軍基地、ウクライナ・キーウ 画像提供:共同通信社

ロシア南部・エンゲリスの空軍基地で26日未明に爆発が起き、ロシア国防省はウクライナのドローン(無人機)による攻撃で軍の兵士3人が死亡したと発表した。この空軍基地は5日にもウクライナ側からとみられる攻撃を受けたばかり。

辛坊)爆発のあった空軍基地は、ウクライナ国境から東へ約450キロ離れたところにあります。約450キロというと東京-名古屋間より遠いですから、ものすごく離れているところまでウクライナのドローンが飛んでいって攻撃したとみられます。

この空軍基地は5日にもドローン攻撃を受けています。

その後、ロシアはドローン攻撃に対して防空能力をアップし、警備・警戒を強化していました。しかし、防空網を再び突破され、また攻撃を許したわけです。

ロシア側の発表では、迎撃に成功した後、破片が着弾して兵士3人が死亡したことになっています。しかし、ロシア側の発表は信用できません。兵士3人が死亡したということは、ドローンがそのまま着弾した可能性がかなり高いとみられます。ロシアが、ウクライナ国境から約450キロも離れた基地に再びドローン攻撃を許したということは、軍事的には非常に大きなニュースだといえます。

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