辛坊治郎が1月31日(火)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。総務省が発表した全国47都道府県の「人口移動報告」で、東京都をはじめ11都府県が「転入超過」となったことについて「転入超過でも人口は減っている」と指摘し、このニュースが与える錯覚について警鐘を鳴らした。
※イメージ
1月30日、総務省が発表した住民基本台帳に基づく2022年の「人口移動報告」によると、東京都をはじめ11都府県で引っ越しなどで各都道府県に転入する人の数から転出する人の数を引いてプラスとなる「転入超過」となった。
このニュースについて辛坊は、「注意しなきゃいけないのは、人口が増えているということではないんです」と言及。あくまで引っ越しなどによる「人の出入り」を示す数で、それぞれの都道府県内で生まれた人の数や亡くなった人の数は関係ないと解説。「高齢者がどんどん死んで、若い人が生まれてこないと転入超過なんだけれども人口減ってますというのが日本の姿」と語った。
そのうえで「このニュース、すごい錯覚を起こさす」と、転入超過の都道府県で人口が増えているかのような錯覚を起こすと指摘。「国会論戦を聞いていても、本気でこの人たち日本の人口増やそうと思っていない」と述べ、国の少子化対策を批判した。
radikoのタイムフリーを聴く:https://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20230131153000