辛坊治郎が3月30日(木)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。京都府で保津川下りの舟が岩にぶつかり転覆した事故に関して、ライフジャケット(救命胴衣)の扱い方に疑問を呈した。
模型を使って事故の様子を再現する保津川遊船企業組合の豊田知八・代表理事=2023年3月28日、亀岡市 写真提供:産経新聞社
28日、京都府亀岡市の桂川(保津川)で川下りの舟が転覆し、船頭2人が死亡した事故。川下りの運営会社によると、船頭と乗客、全員がライフジャケット(救命胴衣)を着用いていたという。
このライフジャケットについて辛坊は、「水圧を検知するもの(自動膨張式)と、ひもを引っ張るもの(手動膨張式)と両方混在していたということだが、こういう狭いところで船がひっくり返って、例えば岩に頭を打ち付けるみたいなことがあり得ますよね。そうすると、ひもを自分で引っ張るものだと、一瞬にして意識をなくして、ひもを引っ張れずに意識がないまま溺れるということがある」と指摘。
そのようなリスクが考えられる場所で、手動でひもを引っ張るタイプのライフジャケット(救命胴衣)が使用されていたことに、「(2011年の)天竜川の事故以降、義務化されたんで『はい、形だけつけてました』っていうことだったんじゃないのかなあ」と推測。「それで亡くなられてしまったとすると、あまりに残念」と語った。
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