大阪・関西万博も、10月13日の閉幕まで残すところあと1カ月ほど。閉幕までに行きたい&おすすめの「海外パビリオン(セービングゾーン)」はありますか?

All About ニュース編集部は2025年8月21日、全国10~60代の男女200人を対象に「大阪・関西万博」に関するアンケート調査を実施。
その結果をランキング形式で紹介するとともに、通期パスで万博に通う旅行ジャーナリスト・村田和子さんに、パビリオンの魅力について聞いてみました。

■第2位:英国/18票
2位には「英国」がランクインしました。おもちゃの積み木からインスピレーションを得た英国パビリオンは、モダンで革新的、そして英国らしいユニークなデザイン。

英国は世界の問題解決者が集まり、地球規模の課題に取り組む国。その偉大なイノベーションの過去、現在、そして未来を巡る没入型の旅が来場者を待っています。

回答者からは、「アフタヌーンティーを楽しめるから」(30代女性/神奈川県)、「王室、ファッションやビートルズに興味があるから」(60代女性/群馬県)、「日本とはいい意味でギャップを感じるから」(20代男性/東京都)、「イギリスの文化に興味があるから行ってみたい」(40代男性/北海道)などの声が寄せられています。

■第1位:イタリア/96票
【万博】閉幕までに行きたい「海外パビリオン(セービングゾーン)」ランキング!2位「英国」、1位は?
イタリア館
1位に輝いたのは、「イタリア」です。「芸術は生命を再生する」をメインテーマとして、ルネサンスの理想都市を現代的に解釈したイタリア館は、一度足を踏み入れると、まるでイタリアの都市にいるような気分に。

人々、社会、領土に特化したさまざまなエリアに分かれており、万博史上初めて、精神性に特化したエリアである聖座館が設けられています。

回答者からは、「古代ローマの像やカラヴァッジョ、レオナルド・ダ・ヴィンチなど、貴重な芸術作品の本物が展示されているから」(40代男性/静岡県)、「週替わりでイタリア18州の郷土料理が登場し、食で旅するイタリア体験ができるから」(50代男性/東京都)などの声が寄せられました。

■大阪・関西万博に詳しい村田和子さん「イタリア館は予約を試みて」
報道も多い「イタリア」が、ランキング1位なのは納得の結果。ただし入館難易度が高いのがネックで、まずは事前や当日予約を試みましょう。


並んで入館も可能ですが、9月に筆者が訪れた際には10時30分時点で待ち時間は3時間以上。古代ローマ時代の「ファルネーゼ・アトラス」を筆頭に、貴重な作品を実際に見られる体験は素晴らしいですが、時間と満足度の兼ね合いは評価が分かれるところです。

なお展示説明はイタリア語のみでしたので(7月時点)見どころを事前にチェックしておくといいでしょう。

2位の「英国」は子どもから楽しめるパビリオンで、レストランやショップはパビリオンに入場をしなくても利用可能。2階にあるバーも落ち着いた雰囲気でおすすめ。パビリオン前には庭園や赤い電話BOXもありフォトジェニックです。

「シンガポール」はファミリーに、「ハンガリー」「ポーランド」は音楽好きな方を中心に評判です。夜の「オマーン」は幻想的な雰囲気があり、筆者のおすすめの1つ。

村田 和子 プロフィール
通期パスで万博に通う関西在住の旅行ジャーナリスト。パビリオンはほぼ制覇。「旅で元気になる」をテーマに活動。親子で47都道府県を踏破し旅育メソッドを提唱。
著書に「旅育BOOK(日本実業出版社)」。クルーズコンサルタント、総合旅行業務取扱管理者。大人旅、ひとり旅も得意!

■調査概要
調査期間:2025年8月21日
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国10~60代の男女200人
※回答者のコメントは原文ママです

※本調査は全国200人を対象に実施したもので、結果は回答者の意見を集計したものであり、全体の意見を断定的に示すものではありません
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