■2位:世田谷区/30票

世田谷区内にいると、学校や公園、繁華街などで見かける子どもの人数がとても多く、少子化という言葉を忘れてしまうほど。
それもそのはず、23区の中で小学生の人数が最も多いのが世田谷区なのです。そんなこともあって習い事の教室や塾なども充実。公立の小学校であっても、クラスの大多数が中学受験したといった話もよく聞かれます。
高等学校も国立・公立・私立合わせて38校もあり、その数は都内トップ。そういった点からも教育熱心なイメージが強いのではないでしょうか。
回答者からは、「実際に教育関連施設が数多く存在し、富裕層家庭の子どもの教育に投資する意欲も高そうなため」(40代男性/埼玉県)、「私立に通っている子供が多いから」(20代女性/栃木県)、「小学校受験、中学校受験などを行う人が多いイメージだから」(30代女性/愛知県)、「世田谷区は勉強するのに環境が整ってるイメージがあります。(塾など)」(20代女性/群馬県)という声が上がっています。
■1位:文京区/113票

2位と大差をつけて1位に輝いた文京区ですが、区名の成り立ちを知ればさらに納得。戦後東京の区が整理合併された際、多くの区は位置や地名、駅名などから新しい区名を考えたのに対し、「東京大学などがあり学問の府である」という区の特徴を表す“文教(教育の意味)”をもじって文京区になったのだそうです。
東京大学のほか、桜蔭中学校・高等学校や筑波大学附属中学校・高等学校、お茶の水女子大学附属中学校・高等学校など、偏差値の高いことで有名な中学高校もあり、教育熱心なイメージにも拍車がかかります。
回答者からは、「東京大学をはじめ、名門校・進学校が多いため」(30代男性/東京都)、「区名がいかにも教育に力を入れています、というものを感じさせるので」(50代男性/愛知県)、「名門校や教育施設が多く、学習環境が整っているイメージがあるから」(20代女性/東京都)、「世帯の教育への支出が高く、学力向上や受験への意識が非常に高い地域だから」(40代男性/静岡県)という声が上がっています。
※回答者からのコメントは原文ママです
この記事の執筆者:藤丸 由華 プロフィール
東京のラジオ局のアナウンサー時代を含め約30年、東京にこだわった取材を敢行。取材した都内のスポットは2000以上。2008年に独立し、現在はAll About東京ガイド、フリーアナウンサー、2足のわらじで活動。
■調査概要
調査期間:2025年7月16日
調査方法:インターネット調査
回答者属性:全国10~60代の男女250人(10代:2人、20代:50人、30代:94人、40代:63人、50代:27人、60代:14人)
※本調査は全国250人を対象に実施したもので、結果は回答者の意見を集計したものであり、全体の意見を断定的に示すものではありません